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東京株式(前引け)=大幅反落、世界景気の減速警戒でリスクオフ鮮明

市況
2022年7月12日 11時47分

12日前引けの日経平均株価は前営業日比449円54銭安の2万6362円76銭と大幅反落。前場のプライム市場の売買高概算は5億2051万株、売買代金概算は1兆2238億円。値上がり銘柄数は130、対して値下がり銘柄数は1673、変わらずは35銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲にリスク回避の流れが広がり、日経平均株価は大きく下値を切り下げる地合いとなった。世界景気の減速懸念を背景に前日の欧米株市場が総じて売られる展開となったことから、東京市場でも目先利食い急ぎの動きを誘発している。これに先物主導のインデックス売りも追い打ちをかける格好となり、日経平均は一時500円近い下げに。値下がり銘柄数は1700近くに達し、プライム市場全体の91%を占める文字通りの全面安商状となった。

個別ではレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体主力株への売りが目立つほか、TDK<6762>も大幅安。ソフトバンクグループ<9984>も下値を試す展開に。キーエンス<6861>が安く、ファナック<6954>、SMC<6273>など機械株の下げも厳しい。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも軟調。リソー教育<4714>が急落した。半面、任天堂<7974>がしっかり、セブン&アイ・ホールディングス<3382>も買いが優勢だった。日本水産<1332>、ローソン<2651>が逆行高、新日本科学<2395>も物色人気となっている。

出所:MINKABU PRESS

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