13日の株式相場見通し=売り買い交錯、米株安も下値抵抗力発揮か

市況
2022年7月13日 8時00分

13日の東京株式市場は、強弱感対立のなか2万6000円台前半で売り買いを交錯させる展開となりそうだ。前日の欧州株市場では主要国の株価指数が高安まちまちの動きだったが、米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに下落した。日本時間今晩に発表される6月の米CPI発表を控え手控えムードが強まり、幅広い銘柄に売り圧力が波及した。世界的な景気減速感が強まるなか、欧州では発表されたドイツの景気指標の悪化が際立っており、改めてスタグフレーションに陥ることへの懸念が広がった。東京市場でもリスク回避目的の売りが出やすい状況にあるが、前日に日経平均は500円近い下げをみせていたことで、下値抵抗力を発揮する可能性がある。原油価格が急落していることから、企業のコスト上昇への警戒感が後退することはポジティブ材料となる。空売り筋のショートカバーも想定されるなか、米株価指数先物やアジア株市場の動向を横にらみにプラス圏で推移する場面も考えられる。

12日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比192ドル51セント安の3万981ドル33セントと3日続落。ナスダック総合株価指数は同107.871ポイント安の1万1264.728だった。

日程面では、きょうは6月の投信概況など。海外では韓国中銀、ニュージーランド中銀、カナダ中銀の政策金利を発表、6月の中国貿易統計、5月のユーロ圏鉱工業生産指数、6月の米消費者物価指数(CPI)、6月の米財政収支、米地区連銀経済報告(ベージュブック)など。

出所:MINKABU PRESS

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