NY為替:7月FOMCで1ポイント利上げの可能性高まる

通貨
2022年7月14日 6時22分

13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、137円01銭から137円87銭まで上昇後、137円33銭まで下げており、137円44銭で引けた。米6月消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったため7月連邦公開市場委員会(FOMC)で一部1%利上げ観測も強まり金利上昇に伴うドル買いに拍車がかかった。ただ、大幅な利上げにより、景気後退に陥るとの懸念も浮上し、金利の上昇が一段落するとドル買いも後退。30年債入札も好調でドル売りを支援した。その後、ボスティック米アトランタ連銀総裁が6月CPIの結果に懸念を表明し全てが選択肢になると言及したほか、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した最新の米地区連銀経済報告(ベージュブック)でも著しい物価の上昇が報告されたため、7月の1%利上げ確率は一段と高まった。

ユーロ・ドルは0.9998ドルまで下落後、1.0122ドルまで反発し、1.0061ドルで引けた。米6月CPIの結果を受け欧米金利差拡大観測にドル買い・ユーロ売りが加速。その後、欧州中央銀行(ECB)報道官が「ECBは特別な為替目標を設けていないが、インフレへの為替相場の影響を注視していく」と発言すると当局のユーロ安是正などを警戒しユーロ売りが一服。さらに、米国の景気後退懸念を受けたドル売りに上昇。ユーロ・円は137円56銭から138円80銭まで上昇。ポンド・ドルは1.1828ドルまで下落後、1.1967ドルまで反発した。ドル・スイスは0.9757フランから0.9826フランのレンジで上下に振れた。

《MK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.