14日の株式相場見通し=もみ合いか、米CPIショックも下値抵抗力発揮

市況
2022年7月14日 8時05分

14日の東京株式市場は、強弱観対立のなか2万6000円台半ばでもみ合う動きとなりそうだ。前日の欧州株市場では景気後退への警戒感がくすぶるなか主要国の株価指数が全面安となったほか、米国株市場でもNYダウが4日続落するなど下値模索の動きが続いている。注目された6月の米CPIは前年同月比9.1%上昇と市場コンセンサスを大きく上回った。これを受けて7月のFOMCで1.0%の利上げが行われる可能性も意識され、リスク回避の売り圧力が強まった。ただ、NYダウは朝方に460ドル以上下落する場面もあったものの後半下げ渋ったほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の下げ幅はわずかにとどまっている。東京市場では景気敏感株を中心に向かい風の強い環境にあるが、外国為替市場ではドル買いの動きが強まり、一時1ドル=137円台後半まで円安が進んでいることで全体相場を下支えする材料となる。日経平均2万6000円近辺では押し目買いニーズも強く、下値抵抗力を発揮しそうだ。

13日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比208ドル54セント安の3万772ドル79セントと4日続落。ナスダック総合株価指数は同17.146ポイント安の1万1247.582だった。

日程面では、きょうは5月の鉱工業生産確報値、20年物国債の入札など。海外では6月の米生産者物価指数(PPI)など。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.