今日の為替市場ポイント:リスク回避のドル売り拡大の可能性低い

通貨
2022年7月14日 8時24分

13日のドル・円は、東京市場では136円70銭から137円25銭まで反発。欧米市場では136円98銭まで下げた後、137円87銭まで反発し、137円44銭で取引終了。本日14日のドル・円は主に137円台で推移か。米長期金利は低下したが、リスク回避のドル売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

13日発表された米国の6月消費者物価指数(CPI)前年比+9.1%、同コアCPIは前年比+5.9%と市場予想を上回ったことから、2年債利回りは一段と上昇。10年債利回りも一時上昇したが、急速な利上げによって米国経済の景気後退入りの可能性は高まったことから、10年債利回りは反落し、2年債利回りと10年債利回りの格差はさらに拡大した。CMEのFedWatchによると、7月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で100ベーシスポイント(bp)の追加利上げが決定される確率は70%を超えている。

市場参加者の間からは、「7月FOMCで0.75ポイントの追加利上げが実施される可能性は残されている」との声が聞かれているものの、米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ抑制を最優先する方針であることから、9月以降も利上げを推進する方針を堅持する可能性は高いとみられる。

《FA》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.