株価指数先物【昼のコメント】 日経平均型を中心としたリバウンド狙いのロングが強まる

市況
2022年7月14日 12時16分

日経225先物は11時30分時点、前日比230円高の2万6670円(+0.86%)前後で推移。寄り付きは2万6360円と、シカゴ日経平均先物(2万6485円)を下回り、売り先行で始まった。ただし、現物の寄り付き時につけた2万6290円を安値に切り返し、早い段階で前日の終値水準を回復。しばらくは同水準でこう着を見せていたものの、前場半ば以降にレンジを上放れると、一気にリバウンド基調が強まった。前引けにかけて上げ幅を広げ、前引け直後には2万6700円まで買われる場面もあった。

寄り付き前にグローベックスの米株先物でNYダウ、S&P500、ナスダック100のいずれも弱い値動きで推移していたことから、朝方はショートが先行する格好となった。ただし、オプション権利行使価格の2万6250円を下回らなかったことでヘッジ対応の動きは限られ、その後は東京エレクトロン <8035> [東証P]、ファーストリテイリング <9983> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]など、前日に日経平均株価をけん引した指数インパクトの大きい値がさ株が引き続き買われるなか、日経平均型を中心としたリバウンド狙いのロングが強まったようだ。さらに、心理的な抵抗だった5日、25日移動平均線を明確に上放れるなか、ショートカバーを誘う動きにつながった形だろう。この指数インパクトの大きい値がさ株の強い値動きによって、NTショートの巻き戻しが強まり、NT倍率は先物中心限月で14.08倍に上昇した。

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