話題株ピックアップ【夕刊】(3):ADプラズマ、Tホライゾン、トレファク

注目
2022年7月14日 15時21分

■日宣 <6543>  1,286円  +122 円 (+10.5%)  本日終値

日宣<6543>は急伸。13日の取引終了後に株式分割を実施すると発表。8月31日を基準日に1株を2株に分割するとしており、これを好感した買いが膨らんだようだ。あわせて、23年2月期第1四半期(3~5月)の決算を発表。売上高は前年同期比0.5%増の12億9300万円、営業利益は同21.1%減の8800万円だった。主力の広告宣伝事業で各種施策を展開し、売上高は小幅ながらも増収を確保した。一方で販管費の増加が重しとなり、利益は減少した。

■ADプラズマ <6668>  1,826円  +166 円 (+10.0%)  本日終値

アドテック プラズマ テクノロジー<6668>が急反騰。13日の取引終了後、22年8月期の連結業績予想について、売上高を117億円から121億円(前期比51.2%増)へ、営業利益を23億円から28億円(同2.5倍)へ、純利益を17億円から21億円(同2.4倍)へ上方修正し、あわせて6円を予定していた期末配当予想を8円へ引き上げたことが好感された。半導体・液晶関連事業において、第2四半期に発生した部材調達の遅れに対して部材メーカーなどへ直接交渉を行ったことが奏功し、従来予想より部材の確保が見込めることが要因。また、従来予想よりも生産量が高い水準を見込めることや、為替相場が大きく円安に推移していることも利益を押し上げる。なお、年間配当予想は14円(前期12円)となる。同時に発表した第3四半期累計(21年9月~22年5月)決算は、売上高89億2300万円(前年同期比52.2%増)、営業利益19億9200万円(同2.5倍)、純利益15億6600万円(同2.4倍)だった。

■テクノホライゾン <6629>  616円  +45 円 (+7.9%)  本日終値

テクノホライゾン<6629>が急動意、4日ぶりに大きく切り返しフシ目の600円台に回復している。同社はFA・光学機器の製造販売を手掛けるが、レンズ技術を応用した監視カメラやドライブレコーダーなどの高い商品開発力を強みとしている。ロボティクスや医療など対象とするビジネスエリアは広いが、次世代成長市場として注目度が高い自動運転分野での活躍に期待が大きい。自動車向けソリューションでは画像圧縮技術とレンズ・プロジェクター技術を駆使した車載機器を自社ブランドで展開しており、今後の収益機会拡大に向けた思惑が募る。19年3月期以降はトップラインの伸びが加速、利益面でも23年3月期は営業利益が前期比2.2倍の15億円予想と急回復見通しにある。株価指標面からのアプローチではPER、PBR、配当利回りいずれも割安感が強い。

■トレファク <3093>  1,283円  +80 円 (+6.7%)  本日終値  東証プライム 上昇率3位

トレジャー・ファクトリー<3093>が続急伸。13日の取引終了後、23年2月期の連結業績予想について、売上高を253億9800万円から260億3800万円(前期比11.7%増)へ、営業利益を10億9800万円から14億円(同40.7%増)へ、純利益を7億4200万円から8億8600万円(同25.9%増)へ上方修正したことが好感された。第1四半期(3~5月)において単体で直営店を6店出店し、既存店売り上げも好調に推移したほか、リユース事業を行う各グループ会社がいずれも堅調に推移したことで営業利益が計画を大きく上回り、過去最高となったことが要因としている。第1四半期決算は、売上高67億3300万円(前年同期比18.8%増)、営業利益7億6600万円(同2.2倍)、純利益5億3200万円(同2.2倍)だった。

■ブロードメディア <4347>  1,225円  +65 円 (+5.6%)  本日終値

ブロードメディア<4347>が大幅高で連日の年初来高値更新と気を吐いている。コンテンツ配信事業者で、配信やセキュリティー対策などの技術面で強みを持つ。また、eスポーツ市場の拡大を視野にクラウドゲーム事業の育成にも力を入れている。業績は急成長途上で、22年3月期営業利益は前の期比83%増の8億7600万円と急増、続く23年3月期も前期比14%増の10億円予想と16期ぶりの10億円台乗せが見込まれている。低PERで割安感があるうえ、ROEが30%を超えるハイクオリティー銘柄である点も注目される。

■ノダ <7879>  1,337円  +68 円 (+5.4%)  本日終値

ノダ<7879>は大幅高。13日の取引終了後に22年11月期業績予想の上方修正を発表。売上高を700億円から795億円(前期比23.1%増)へ、営業利益を47億円から91億円(同2.4倍)へ引き上げており、これが好感されたようだ。合板の販売価格上昇が貢献する形で上期(21年12月~22年5月)業績が大幅な増収増益となっており、これが通期見通しに影響した。年間配当予想も36円から60円(前期32円)へ大幅増額した。

■インターファクトリー <4057>  1,317円  +67 円 (+5.4%)  本日終値

インターファクトリー<4057>が大幅続伸。13日の取引終了後、23年5月期の経常利益(非連結)は前期比6.6倍の2億2600万円になりそうだと発表。2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなり、これが好感された。今期はECの高い需要とEC事業者向けクラウドコマースプラットフォーム「ebisumart」の大規模案件ニーズが継続することを想定。営業体制や支援サービスを強化するほか、スモールスタート向け新サービス「ebisumart zero」の販売網拡大を図る構えだ。なお、同時に発表した22年5月期の経常利益は前の期比82.3%減の3400万円だった。

■プリントネット <7805>  611円  +26 円 (+4.4%)  本日終値

プリントネット<7805>が大幅高。午前11時30分に、22年8月期の経常利益(非連結)を従来予想の3億4700万円から4億4000万円へ上方修正すると発表。資源・エネルギー価格は上昇傾向にあるが今期業績に与える影響は少なく、一方で大口取引先との取引条件の見直し、及び全社的な生産性向上のための施策の効果が予想以上に大きかったことが上振れの要因としている。

■アステリア <3853>  962円  +36 円 (+3.9%)  本日終値

アステリア<3853>は3日ぶりに反発。正午ごろ、出資先のエッジAIの世界的リーダーである台湾のゴリラ・テクノロジー・グループが米グローバルSPACパートナーズ<GLSPU>との合併が完了し、14日から米ナスダック市場に上場する予定と発表しており、これを改めて材料視する買いが流入した。なお、同件によるアステリアの業績に与える影響は精査中としている。

■アルトナー <2163>  922円  +27 円 (+3.0%)  本日終値

アルトナー<2163>がマドを開けての大陽線で上放れ、1月5日につけた年初来高値939円のクリアを視界に入れている。機械・電子機器設計やソフトウェア開発など技術者派遣の先駆で、近年は電気自動車(EV)や自動運転といった次世代自動車産業の需要獲得を視野に人員も強化している。人材サービス業界の勝ち組として成長路線を走っており、22年1月期の14%営業増益に続き、23年1月期も14%増益を見込んでいるが、これで9期連続の増益となる。また、配当性向50%以上にすることを掲げるなど株主還元に極めて積極的な点も注目されているもようだ。

●ストップ高銘柄

ジーダット <3841>  1,052円  +150 円 (+16.6%) ストップ高   本日終値

など、5銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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