株価指数先物【昼のコメント】 日経225先物は75日線を捉える、ファストリけん引でNTロングの動きに

市況
2022年7月15日 12時10分

日経225先物は11時30分時点、前日比80円高の2万6780円(+0.29%)前後で推移。寄り付きは2万6760円と、シカゴ日経平均先物(2万6700円)を上回り、買い先行で始まった。予想を上回る決算が評価されてファーストリテイリング <9983> [東証P]が指数を押し上げ、現物の寄り付き直後には2万6860円まで買われた。買い一巡後は75日移動平均線に上値を抑えられ、2万6540円まで売られる場面もあったが、25日線辺りでの底堅さを確認すると買い戻しが入り、前引けにかけては再び75日線に接近する格好だった。

ファーストリテイリングが1社で日経平均株価を一時200円近くけん引するなど、日経平均型優位の展開のなか、NT倍率は先物中心限月で14.18倍まで切り上がる場面が見られた。これにより75日線水準に接近してきたため、日経225先物同様、いったんは達成感が意識されそうだ。3連休を控えて、後場はこう着感が強まろう。

もっとも、下値の堅さからはCTAなどによるショートカバーが入っていると考えられ、日経225先物は75日線が心理的な抵抗となるものの、同水準を捉える動きを見せてくるようだと、NTロングに向かいやすいと考えられる。

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