シティグループが決算受け上昇 金利上昇で純金利収入が増加=米国株個別

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2022年7月15日 22時54分

シティグループ<C>が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、営業収益とも予想を上回った。金利上昇で純金利収入が増加したほか、顧客の堅調な取引量に支えられたとしている。また、トレーディング部門が予想を上回った一方、投資銀行部門は予想下回った。

また、ロシアに関しては撤退に向けてあらゆる可能性を検討しているとしている。ロシア向けのエクスポージャーは前期比で5億ドル増加しており、直接および間接的エクスポージャーの与信枠は残り16億ドルだという。

フレーザーCEOは声明で「マクロ的にも地政学的にも厳しい環境下で堅実な業績を上げ、流動性、信用力、準備金の水準から、不確実な時代を乗り切るための強い態勢を整えた。われわれの収益力と今後の事業売却により、投資家のために大きな資本を創出する予定だ」と述べた。

ただ、同行は前日のJPモルガン<JPM>同様に資本規制に準拠し、自社株買いを一時停止すると発表した。

(4-6月・第2四半期)

・1株利益(調整後):2.19ドル(予想:1.70ドル)

・営業収益(調整後):196.0億ドル(予想:184.3億ドル)

トレーディング:53.2億ドル(予想:51.2億ドル)

FICC:40.8億ドル(予想:38.4億ドル)

株式:12.4億ドル(予想:12.4億ドル)

投資銀行:8.05億ドル(予想:9.81億ドル)

(NY時間09:41)

シティグループ<C> 46.36(+2.22 +5.02%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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