IBMが決算受け時間外で下落 FCFの見通し下方修正=米国株個別

材料
2022年7月19日 6時01分

IBM<IBM>が引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株営業利益、売上高とも予想を上回った。顧客企業のIT投資への予算縮小が懸念される中、メインフレームコンピューターやコンサルティング、クラウドサービスに対する需要が堅調であることが示された。

ガイダンスも公表しており、通期の売上高見通しは従来と変わらずの1桁台半ばの上限の伸びを見込んでいる一方、フリーキャッシュフロー(FCF)は100億ドルに下方修正した。

株価は発表直後は時間外で上昇したものの、FCFの下方修正を嫌気して下げに転じている。

FCFの下方修正についてカバノーCFOは、「より広範な事業の減速というよりも、ドル高とロシア事業の損失によるものだ」と述べた。需要は引き続き堅調だとしている。

(4-6月・第2四半期)

・1株営業利益(調整後):2.31ドル(予想:2.29ドル)

・売上高:155.4億ドル(予想:151.6億ドル)

コンサルティング:48.1億ドル(予想:46.4億ドル)

ソフトウエア:61.7億ドル(予想:63.0億ドル)

インフラ:42.4億ドル(予想:37.6億ドル)

ファイナンス:1.46億ドル(予想:1.85億ドル)

・粗利益率(調整後):54.5%(予想:56.5%)

・FCF:20.9億ドル

(通期見通し)

・売上高:1桁台半ばの上限の伸び

・FCF:100億ドル(従来:100~105億ドル)

(NY時間16:51)時間外

IBM<IBM> 133.48(-4.65 -3.37%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.