今週のマーケット展望「日経平均予想は26300~27300円」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(山崎みほ)

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2022年7月19日 10時07分

皆さま、こんにちは、フィスコマーケットレポーター山崎みほの「マネックス証券の気になるレポート」です。

3連休はゆっくりできましたでしょうか?また今日から1週間が始まりますが、来週にFOMCを控えた今週の相場、どんな動きが想定できるのかしっかりと予習しておきましょう!

さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、7月19日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。

まず広木さんは、『週初が海の日の祝日で4日間の立ち合い日となる今週は、FOMCを来週に控え動きにくく、方向感に欠ける展開か』としながらも、『とは言え、FOMCでは75bpsの利上げが想定されており、そうであれば市場は織り込み済み。過度に慎重になる必要もないだろう』と見解を述べています。

さらに、『FOMC通過後はしばらく大きなイベントがないことや、今回のFOMCでの75bps利上げで、利上げ加速の終焉(注意「利上げ」の終焉、ではない)だとすればFOMC通過後からサマーラリーが始まってもおかしくない』として、『それを先回りで買う向きも今週から出始めるのではないか』と予想しています。

なお、『FOMCでは75bps利上げが想定されているという根拠』については、『1.ミシガン大の消費者調査で1年先5年先のインフレ予想がともに低下したこと、2.ウォーラー理事が14日の講演で、75bpsの利上げを支持すると述べたこと、3.それらもあってFED Watchでは1%の利上げ予想が3割を切るところまで低下していること、などである』と説明しています。

そんな中、『今週は米国の4-6月期決算発表が本格化してくる』ということで、『金融ではバンク・オブ・アメリカ、ゴールドマンサックス(18日)、アメリカン・エキスプレス(22日)など、 その他ではIBMやロッキード・マーチン(18日)、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ハリバートン(19日)、AT&T(21日)やベライゾン(22日)などがあるが、注目はネットフリックス(19日)とテスラ(20日)の決算だろう』と主要決算を挙げています。

『足元、長期金利の安定でグロース株が切り返す展開になっているが、両者はグロース株の代表格であるだけに市場の関心が高い』とのことです。

一方、国内では、『20日に日本電産<6594>の決算発表がある』として、『6月には一時8,000円を割る水準まで売り込まれたが、その後持ち直し、直近では4月以来の高値にある。4月にCEOに復帰した永守会長は12日にブルームバーグのオンラインインタビューに応じた。ブルームバーグによれば、4-6月期営業利益の会社目標について「私の担当しているところはもう全部達成している」と述べた。 関潤社長が担当する車載事業が振るわず、自身が同事業も担当していれば同期の連結営業利益は550億円(前年同期比23%増、市場予想は435億円)は出せたとの見方を示したという』と伝えた上で、『すでにこういう報道が流れているので、同社決算ではサプライズはないだろう』と予想しています。

最後に、今週のイベントについては『20日に日銀金融政策決定会合(?21日)、21日にECB定例理事会があるが相場の材料にはならないだろう』としています。

参考にしてみてくださいね。

山崎みほの「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを山崎みほの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。

フィスコマーケットレポーター 山崎みほ

《FA》

提供:フィスコ

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