話題株ピックアップ【夕刊】(3):ミット、ペットゴー、ロコンド

注目
2022年7月19日 15時19分

■MITホールディングス <4016>  797円  +64 円 (+8.7%)  本日終値

MITホールディングス<4016>が急動意。同社は通信やエネルギー案件などのシステムインテグレーションを主力に手掛け、足もとの業績は回復トレンドが鮮明だ。15日取引終了後に発表した22年11月期上期の決算は営業利益が前年同期比2.9倍の5200万円となったことで、これが手掛かり材料となった。同社株は5月下旬に急騰相場を演じた経緯があり、足の速さに着目した短期資金が攻勢をかけている。需給面では信用買い残が枯れた状態にあることも上値の軽さを期待した買いを誘導している。

■ペットゴー <7140>  836円  +61 円 (+7.9%)  本日終値

ペットゴー<7140>が続伸。午前10時ごろ、運営するペットヘルスケア通販サイト「ペットゴー(petgo.jp)」の登録会員数が6月末時点で50万人に達したと発表しており、これが好材料視された。自社ECサイトで展開するサブスクコマース(定期購入)やスマートフォンアプリの利用者数拡大が登録会員数の拡大に寄与したという。

■ロコンド <3558>  1,234円  +79 円 (+6.8%)  本日終値

ロコンド<3558>は大幅反発。15日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)単独決算が、営業利益3億5000万円(前年同期比9.7%増)、純利益3億6700万円(同54.3%増)と営業増益となったことが好感された。会計基準の変更の影響で売上高は23億円(同0.5%減)となったものの、「LOCONDO.jp」の拡充や、サッカー専門ECサイト「SWS」、海外ファッションブランド通販サイト「waja」の統合効果で変更前基準では増収を確保した。また、効果的な広告配分や物流効率化、手数料引き下げなどの経費コントロールも奏功した。なお、23年2月期通期業績予想は、連結決算に移行するため前期との増減率はないものの、売上高130億円、営業利益9億円、純利益6億1000万円の従来見通しを据え置いている。

■壽屋 <7809>  6,190円  +350 円 (+6.0%)  本日終値

壽屋<7809>は大幅反発。午前11時ごろ、米サンディエゴで7月21日~24日に開催される「サンディエゴ・コミックコンベンション2022」に出展すると発表しており、これを好感した買いが入った。「サンディエゴ・コミックコンベンション2022」は、世界最大のコミック、アニメ、映画などのポップカルチャーに関するコンベンションの一つ。同社のフィギュアやプラモデルの新作展示に加え、来場者プレゼントも実施する予定としている。

■メタリアル <6182>  1,113円  +53 円 (+5.0%)  本日終値

メタリアル<6182>は大幅高。人工知能(AI)を活用した自動翻訳サービス・ソフトの提供を行っているが、主力の自動翻訳事業が好調で収益を押し上げ効果をもたらし、メタバース関連事業などの先行投資負担を吸収している。同社が前週末15日取引終了後に発表した22年3~5月期決算は、営業利益が前年同期比2.7倍の10億400万円と急拡大、これが好感される形で投資資金の流入を誘った。

■エムビーエス <1401>  520円  +20 円 (+4.0%)  本日終値

エムビーエス<1401>が反発。15日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好材料視された。上限を10万株(発行済み株数の1.31%)、または1億円としており、取得期間は22年7月19日から23年5月20日まで。資本効率の向上と経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を行うことが目的という。

■ALBERT <3906>  4,450円  +170 円 (+4.0%)  本日終値

ALBERT<3906>が大幅反発。15日の取引終了後、東京電力ホールディングス<9501>傘下の東京電力フュエル&パワーと中部電力<9502>が出資する発電会社であるJERA(東京都中央区)の収支管理システム開発を支援したと発表しており、これが好感された。同システムは燃料調達から電力・ガス販売にいたるバリューチェーン全体の複雑なプロセスを可視化するもの。これにより、市場価格や需要の変動などの外部環境の変化が収支に与える影響を捉えることが可能となり、要因分析などとあわせて活用することで、迅速かつ適切な意思決定を支援するとしている。

■いい生活 <3796>  360円  +12 円 (+3.5%)  本日終値

いい生活<3796>は反発。午前10時ごろ、不動産管理サービスを提供するRsmile(東京都中央区)と業務提携を締結したと発表しており、これが好材料視された。Rsmileは、不動産管理業務における受発注を含む工程管理から作業員手配までをワンストップで行う「COSOJI」を提供しており、今回の提携により両社は利用企業の更なる拡大を見込めるほか、それぞれが提供しているサービスのノウハウを掛け合わせることで、不動産管理会社が抱える業務効率化や営業力強化といった課題の解消に貢献するという。

■ゲンダイエージェンシー <2411>  355円  +9 円 (+2.6%)  本日終値

ゲンダイエージェンシー<2411>は7日続伸。15日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高18億8400万円(前年同期比7.8%増)、営業利益1億700万円(同4.3倍)、純利益9800万円(前年同期600万円)と大幅増益となったことが好感された。主力の広告事業で、パチンコホール分野の取扱高は伸び悩んだものの、パチンコホール以外ではフィットネス施設などの需要が回復傾向にあり堅調に推移した。また、紙媒体から利益率の高いインターネット広告へのシフトが進んだことも寄与した。なお、23年3月期通期業績予想は、売上高80億円(前期比7.7%増)、営業利益4億円(同34.8%増)、純利益3億2000万円(同29.3%増)の従来見通しを据え置いている。

■ブラス <2424>  870円  +22 円 (+2.6%)  本日終値

ブラス<2424>は反発。前週末15日の取引終了後、未定としていた22年7月期の期末配当予想について4円を実施すると発表したことが好感された。なお、19年7月期以来3期ぶりの復配となる予定だ。同時に、株主優待制度を拡充すると発表しており、これも好材料視された。現行制度では、毎年7月末時点で継続保有期間が半年以上で100株以上を保有する株主に対して一律で同社店舗で利用できる披露宴割引券10万円分、更に200株以上を保有する株主にクオカード1000円分を贈呈していたが、22年7月末時点の株主から保有株数「1000株以上」の区分を新設し従来の優待内容に加えて自社菓子3000円相当分を贈呈するなど拡充したとしている。

●ストップ高銘柄

シンワワイズ <2437>  1,505円  +300 円 (+24.9%) ストップ高   本日終値

三ッ星 <5820>  10,890円  +1,500 円 (+16.0%) ストップ高   本日終値

など、7銘柄

●ストップ安銘柄

グッドパッチ <7351>  1,095円  -300 円 (-21.5%) ストップ安   本日終値

モビルス <4370>  684円  -150 円 (-18.0%) ストップ安   本日終値

以上、2銘柄

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