NY株式:NYダウ47ドル高、ハイテクがけん引

市況
2022年7月21日 7時00分

米国株式市場は続伸。ダウ平均は47.79ドル高の31874.84ドル、ナスダックは184.50ポイント高の11897.65で取引を終了した。先週分の住宅ローンの需要が22年ぶりの低水準に落ち込んだほか、6月中古住宅販売件数が2年ぶりの最低となり、国内経済の減速を警戒した売りに、寄り付き後、下落。旅行関連株の買いに支えられ、ダウはプラス圏に改善も、イタリアの複数の政党がドラギ首相の支持を拒否し、政権崩壊リスクが高まったとの報道をきっかけに、世界経済に悲観的な見通しが再び重しとなった。しかし、ハイテク株の買戻しが続きダウを支援し、主要株式指数はプラス圏で終了。セクタ?別では半導体・同製造装置、小売りが上昇した一方で、ヘルスケア機器・サービスが下落した。

カジノを運営するラスベガス・サンズ(LVS)、ウィン・リゾーツ(WYNN)は、マカオが新型コロナウイルス感染者数の減少に伴い条件が整えば23日からカジノを再開する計画が報じられたため、業績改善期待にそれぞれ買われた。暗号資産取引所のコインベース(COIN)は、破綻した暗号資産関連企業のエクスポージャーはないと表明したため、大幅高。メキシコ料理のファストフードチェーンを経営するチボトレ・メキシカングリル(CMG)は労組の結成に向けて運動が進んでいたメイン州オーガスタの支店閉鎖を発表し、上昇した。一方で、パーソナルケア製品メーカーのバス&ボディワークス(BBWI)は通年の業績見通しを引き下げ、下落。また、油田製品・サービス会社のベーカー・ヒューズ(BKR)も第2四半期決算でサプライチェーン問題がくすぶり赤字拡大が嫌気され、下落した。

電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は取引終了後に第2四半期決算を発表。調整後の1株利益が予想を上回り、さらに、上海での生産の一段拡大を明らかにし、時間外取引で上昇している。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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