アルコアが決算受け上昇 5億ドルの自社株買い枠も承認=米国株個別
アルミのアルコア<AA>が上昇。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。5億ドルの自社株買い枠も承認。アルミを巡る最近の地合い悪化を、同社が克服している姿を浮き彫りにした。
第3四半期については、製油所の需要改善に伴う、出荷増に伴い、ボーキサイトの収益性が高まると予想。また、アルミナおよびアルミニウムの出荷量の増加も予想されるとしている。一方、エネルギーと原材料のコスト上昇を完全に相殺することはできないとの見方も示した。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):2.67ドル(予想:2.39ドル)
・売上高:36.4億ドル(予想:34.5億ドル)
・EBITDA(調整後):9.13億ドル(予想:9.09億ドル)
・アルミニウム生産:49.9万トン(予想:55.7万トン)
・アルミナ生産:323万トン(予想:340万トン)
(22年度の通期見通し)
・アルミ出荷量予想:250~260万トン
・アルミナ出荷量予想:1360~1380万トン(従来:1420~1440万トン)
・ボーキサイト:4400~4500万トン(従来:4600~4700万トン)
(NY時間09:59)
アルコア<AA> 45.87(+0.81 +1.80%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美