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株価指数先物【引け後コメント】 7営業日連続での陽線形成など、買い意欲の強さが窺える

市況
2022年7月22日 17時55分

大阪9月限

日経225先物 27890 +110 (+0.39%)

TOPIX先物 1957.5 +5.5 (+0.28%)

日経225先物(9月限)は前日比110円高の2万7890円で取引を終了。寄り付きは2万7770円と、シカゴ先物(2万7865円)を下回り、やや売り先行で始まった。ただし、現物の寄り付き直後につけた2万7690円を安値に出直りを見せ、前場半ばには2万7800円を回復。前引けにかけて上げ幅を広げ、2万7900円まで買われた。その後は2万7820円まで上げ幅を縮めるなど、こう着感が強まったものの、後場半ば辺りから再び強含み、一時2万7940円まで上げ幅を広げる場面も見られた。終盤にかけては2万7870円~2万7920円辺りの狭いレンジで推移し、2万7890円で終えた。

日経225先物は朝方こそ利食い優勢で始まったが、底堅さが意識されるなかで、後場半ばにかけて強い基調が継続した。7月13日から7連騰となり、7営業日連続で陽線を形成するなど、買い意欲の強さが窺える。20日の750円高以降は小幅な値動きだったものの、これといった調整はなく、買い方にとってはレンジを切り上げざるを得ない状況だったと見られる。

2万8000円には届かなかったが、6月半ば以降の急落分を概ね埋めてきており、需給状況は改善している。来週は改めて米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとするムードが強まりやすい。また、主要企業の決算発表も本格化するため、積極的には手掛けづらい状況になろう。ただし、FOMC通過後のアク抜けを想定したセンチメントに向かうなか、主要企業の決算が予想を大きく下回る状況にならなければ、レンジを切り上げてくる可能性がありそうだ。

そのため、まずは節目の2万8000円をトライすることになり、同水準での底堅さが意識される局面では、6月10日につけた2万8350円を窺う展開が期待されよう。また、NT倍率は先物中心限月で14.24倍だった。小幅な上昇ではあるが、一時14.28倍まで水準を切り上げていた。テクニカル面では切り上がる5日移動平均線を支持線としたリバウンド形状となっており、6月6日高値14.42倍を想定したNTロングの動きに向かわせよう。

手口面では、日経225先物はABNアムロが2210枚、野村が1330枚程度の売り越しに対して、JPモルガンが1460枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はソジェンが1430枚、BNPパリバが1330枚程度の売り越しに対して、JPモルガンが1840枚、みずほが1590枚程度の買い越しだった。

株探ニュース

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