豪ドル週間見通し:底堅い展開か、利上げペース加速の可能性残る

通貨
2022年7月23日 14時53分

■下げ渋り、豪準備銀行は利上げ継続の公算

今週の豪ドル・円は下げ渋り。豪準備銀行(中央銀行)の7月理事会議事要旨で中立金利(2.5%付近)の上昇懸念が示されたとの見方や、ロウ総裁が講演で「金利は少なくとも2.5%の中立水準にある時点で達する」との見通しを示したことを受けて、豪ドル買いが優勢となった。週後半に米ドル安・円高の相場展開となったが、日本銀行が大規模な金融緩和政策の維持を決めたことも豪ドル・円相場を下支えした。取引レンジ:93円94銭-95円76銭。

■底堅い展開か、利上げペース加速の可能性残る

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。今週の豪準備銀行(中央銀行)の7月理事会議事要旨やロウ総裁の講演を受けて、年内に中立金利を上回る利上げが続くとの見方が浮上しており、豪ドル買いに振れやすい。4-6月期消費者物価指数の発表ではインフレ高進が示され、豪ドル買いの勢いが加速する可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント

・27日:4-6月期消費者物価指数(1-3月期:前年比+5.1%)

・28日:6月小売売上高(5月:前月比+0.9%)

予想レンジ:93円00銭-96円00銭

《FA》

提供:フィスコ

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