アルファベットが決算受け上昇 検索広告が順調で広告収入に安堵感=米国株個別
アルファベット<GOOG>が上昇。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益が予想を下回ったほか、売上高(トラフィック獲得コスト除く)も予想を下回っていた。ただ、成長鈍化が警戒されている広告収入は予想を上回り、市場に安堵感を与えている。
検索広告事業がスナップ<SNAP>やツイッター<TWTR>などの小規模の競合他社に影響を与えている企業のマーケティング予算の減少を切り抜けそうな可能性を示唆している。ただ、ユーチューブの広告収入は73.4億ドルと予想(74.7億ドル)に届かなかった。伸びも5%と過去最低を記録。Tiktokとの競争激化が指摘されている。
同社のポラッツCFOは声明で、「グーグルの売上高は消費者のオンライン活動の高まりと、広告主の支出における広範な力強さを反映している」と述べた。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.21ドル(予想:1.32ドル)
・売上高(TAC除く):574.7億ドル(予想:580.3億ドル)
グーグル広告:562.9億ドル(予想:559.1億ドル)
検索:407億ドル(予想:403億ドル)
ユーチューブ:73.4億ドル(予想:74.7億ドル)
グーグルその他:65.5億ドル(予想:71.1億ドル)
グーグル以外:1.93億ドル(予想:3.00億ドル)
・営業利益:194.5億ドル(予想:203.3億ドル)
・設備投資:68.3億ドル(予想:79.9億ドル)
(NY時間09:43)
アルファベットC<GOOG> 110.72(+5.28 +5.01%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美