シャーウィンが決算受け下落 通期見通しを下方修正=米国株個別

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2022年7月28日 1時54分

塗料やコーティング剤を手掛けるシャーウィン・ウィリアムズ<SHW>が商いを伴って下落。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。また、通期のガイダンスも公表し、1株利益の見通しを下方修正している。需要の低迷とインフレが利益を圧迫。

同社のモキリスCEOは、欧州、中国、北米でのDIYの需要減のほか、過去数十年で最も高いコストインフレの継続を指摘した。最大市場である欧州以外の消費環境の悪化も警告した。

同社は売上高の約20%が海外となっているが、欧州の需要は予想以上に急速に悪化し、中国はロックダウンが解除された後も顕著な回復が見られないという。インフレ圧力に対抗するため、9月から主力分野で10%の値上げを実施するとも発表した。?

(4-6月・第2四半期)

・1株利益(調整後):2.41ドル(予想:2.78ドル)

・売上高:58.7億ドル(予想:60.1億ドル)

米州:33.4億ドル(予想:34.0億ドル)

コンシューマー・ブランド:7.38億ドル(予想:8.61億ドル)

パフォーマンス・コーティングス:17.9億ドル(予想:17.6億ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):8.50~8.80ドル(従来:9.25~9.65ドル)(予想:9.42ドル)

(NY時間12:44)

シャーウィン<SHW> 230.48(-23.82 -9.37%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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