デンソーは売り優勢、車両減産や材料費高騰などで今期下方修正
デンソー<6902>は売り優勢の展開。この日前引け前に23年3月期業績予想の下方修正を発表。売上高を6兆3500億円から6兆2200億円(前期比12.8%増)へ、営業利益を5600億円から4800億円(同40.7%増)へ引き下げており、これが嫌気されているようだ。
第1四半期(4~6月)の実績や足もとの環境を反映した。同時に発表した4~6月期決算は売上高が1兆4150億円(前年同期比4.3%増)、営業利益が636億4300万円(同40.6%減)。電動化などの注力領域を中心とした拡販や為替の良化により売上高は増加したものの、車両減産や材料費高騰などの外部環境の影響で利益は減少した。
あわせて、上限を1600万株(発行済み株数の2.1%)、または1000億円とする自己株取得を実施すると発表した。期間は8月1日から12月31日までで、取得方法は公開買い付けと市場買い付けとしている。