ロメオパワーが上昇 ニコラが買収で合意 企業価値はSPAC合併時の11%程度=米国株個別
電気自動車(EV)のバッテリーを手掛けるロメオパワー<RMO>が上昇。EVのニコラ<NKLA>が同社を買収することで合意した。ロメオの企業価値を約1億4400万ドルで評価。これは約2年前に特別買収目的会社(SPAC)と合併し上場したときに合意した約13億3000万ドルの11%程度に過ぎない。
ニコラはロメオパワーの最大顧客であり、買収が完了するまでの間、ロメオが事業を継続できるよう3500万ドルの中間資金を提供することに同意。第1四半期をわずか4130万ドルの現金で終えたロメオパワーは存続への疑念があると投資家に報告していた。
ニコラは3月末時点で3億6000万ドル以上の現金を持っており、より有利な立場にあるが、さらなる資金を求めてもいる。ニコラは投資家が発行済み株式数の増加や増資に関する議案に対する投票の機会を増やすために年次株主総会を開催、休会、再延期してきた。次回の総会は火曜日に予定されている。
(NY時間12:34)
ロメオパワー<RMO> 0.68(+0.13 +23.15%)
ニコラ<NKLA> 6.42(+0.20 +3.22%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美