イーベイが決算受け上昇 高級品や収集品が顧客減少を補う=米国株個別

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2022年8月4日 23時10分

イーベイ<EBAY>が上昇。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、営業収益とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、予想を上回る見通しを示している。高級品や収集品に新たに焦点を当てたことが、売上高や顧客数の減少を補った。

同社は、時計やブランドスニーカーといった高価格帯の製品に注力し、より多くの買い物客を呼び込もうと試みている。6月には3万1000平方フィートの「イーベイVault」を開設。これは温度管理された施設で、コレクターは貴重品を保管し、その市場価値を監視して他のバイヤーに販売することができる。

アナリストからも好意的な見方が出ていたが、大きなサプライズまではなかったという。「eコマース業界は厳しい環境下に置かれているが、消費者は現状、生活必需品よりも耐久消費財の購入に熱心であることが示された」と指摘。また、「第4四半期の総取引額(GMV)が予想以下になることや、23年度のコンセンサス予想が大幅に下方修正されるリスクがある」とも述べた。

(4-6月・第2四半期)

・1株利益(調整後):0.99ドル(予想:0.90ドル)

・営業収益:24.2億ドル(予想:23.7億ドル)

・総取引額(GMV):185.5億ドル(予想:182.3億ドル)

(7-9月・第3四半期見通し)

・1株利益(調整後):0.89~0.95ドル(予想:0.91ドル)

・売上高:22.9~23.7億ドル(予想:23.0億ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):3.95~4.10ドル(従来:3.90~4.10ドル)(予想:3.99ドル)

・売上高:96~99億ドル(予想:96.7億ドル)

(NY時間09:57)

イーベイ<EBAY> 48.15(-2.33 -4.62%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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