NY為替:円買い優勢、米雇用減速やアジア地政学的リスクを警戒

通貨
2022年8月5日 6時51分

4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、133円85銭から132円77銭まで下落し、132円98銭で引けた。ペロシ米下院議長の台湾訪問を受け台湾を包囲した軍事演習中の中国が試射したミサイルが台湾上空通過の可能性が高いとの報道や北朝鮮で核爆発装置の実験確認と報じられ、リスク回避の円買いに拍車がかかった。また、米先週分新規失業保険申請件数が前回から増加し、労働市場の減速を警戒したほか、メスター・クリーブランド連銀総裁が利上げ継続の必要性や現在は景気後退ではないと主張したものの、景気後退リスクの上昇に言及したため米国債相場が反発。利回り低下に伴うドル売りも強まった。

ユーロ・ドルは1.0167ドルから1.0254ドルまで上昇し、1.0243ドルで引けた。ユーロ・円は135円66銭まで下落後、136円40銭まで反発。ポンド・ドルは1.2066ドルまで下落後、1.2177ドルまで反発。英中銀が金融政策で27年ぶりの大幅利上げを決定すると同時に、長期の景気後退を警告したため英国債の2年物と10年物の利回りが一時逆転し、ポンド売りに拍車がかかった。その後、ドル売りの流れで下げ止まった。ドル・スイスは0.9612フランから0.9543フランまで下落した。

《MK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.