株価指数先物【昼のコメント】 東京エレクトロンなどの下落影響大きく、節目の2万8000円を下回る
日経225先物は11時30分時点、前日比250円安の2万7990円(-0.88%)前後で推移。寄り付きは2万8160円と、シカゴ日経平均先物(2万8125円)にサヤ寄せする格好から売り先行で始まった。2万8190円まで下げ幅を縮めたものの戻りは鈍く、2万8100円~2万8170円辺りで保ち合いを継続。前場半ば辺りにこのレンジを割り込むと、前引けにかけて下げ幅を広げ、一時2万7960円まで売られる場面もあった。
東京エレクトロン <8035> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]、KDDI <9433> [東証P]、ソニーグループ <6758> [東証P]の5銘柄で日経平均株価を約250円程度押し下げる格好となった。東京エレクトロンは売り一巡後にいったん下落幅を縮める動きを見せたが、その後売り直されたことで、指数インパクトの大きさから先物の売りにつながったようだ。節目の2万8000円下回ってきたことにより、この水準からは押し目待ちの買いなども意識されやすく、下げ渋る動きを見せる可能性はあるだろう。
なお、NT倍率は先物中心限月で一時14.41倍に低下したものの、6月戻り高値水準までの調整を経て、下げ幅を縮めている。調整局面では、その後の反転を想定したNTロングの動きが入りやすいようだ。
株探ニュース