ぴあが反発、関係会社株式売却益の計上で23年3月期最終利益を上方修正
ぴあ<4337>が反発している。午後1時30分ごろ、23年3月期の連結業績予想について、最終利益を3億円から9億5000万円(前期11億2200万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。
売上高350億円(前期比35.5%増)、営業利益7億円(前期8億3300万円の赤字)は従来見通しを据え置いたものの、保有する連結子会社ぴあネクストスコープ株式の一部を朝日新聞社(大阪市北区)及び日本アジア投資<8518>に譲渡するのに伴い、6億5000万円の関係会社株式売却益の計上が見込まれることが要因としている。
同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高75億7700万円(前年同期比59.7%増)、営業利益2億2100万円(前年同期11億5400万円の赤字)、最終利益1億9200万円(同11億7900万円の赤字)だった。音楽公演の全国ツアーや大規模フェス、プロスポーツの国際大会などの大型案件が続々と開催され、特にインターネット経由でのチケット販売が好調に推移した。