話題株ピックアップ【夕刊】(3):イーレックス、NXHD、メニコン
■イーレックス <9517> 2,723円 +209 円 (+8.3%) 本日終値
10日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は39%増益で着地」が好感された。
イーレックス <9517> [東証P] が8月10日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比39.4%増の21.4億円に拡大したが、通期計画の147億円に対する進捗率は14.6%となり、5年平均の18.0%とほぼ同水準だった。
■NXHD <9147> 8,230円 +620 円 (+8.2%) 本日終値
NIPPON EXPRESS ホールディングス<9147>が大幅続伸。10日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、売上高を2兆5500億円から2兆6000億円へ、営業利益を1100億円から1200億円へ、純利益を1160億円から1250億円へ上方修正したことが好感された。今年1月4日に日本通運の単独株式移転により設立されたため、対前期増減率はないものの、主要国における生産・販売活動の再開により荷動きの回復傾向が継続しており、国際貨物輸送が伸長していることが要因としている。なお、第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高1兆2989億円、営業利益677億3500万円、純利益946億6400万円だった。同時に、上限を170万株(発行済み株数の1.88%)、または100億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は8月12日から12月30日まで。
■福山通運 <9075> 3,265円 +245 円 (+8.1%) 本日終値
10日に決算を発表。「上期経常を一転8%増益に上方修正・3期ぶり最高益、通期も増額」が好感された。
福山通運 <9075> [東証P] が8月10日大引け後(15:20)に決算を発表。23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比6.3%増の73.4億円に伸びた。併せて、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の112億円→122億円(前年同期は112億円)に8.9%上方修正し、一転して8.2%増益を見込み、一気に3期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。
■メニコン <7780> 3,540円 +255 円 (+7.8%) 本日終値
メニコン<7780>が後場一段高となり、年初来高値を更新した。同社はきょう午後2時ごろ、23年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比34.4%増の34億2800万円となり、通期計画104億円に対する進捗率が33.0%となったことが好感されたようだ。売上高は同11.5%増の268億4400万円で着地。定額制コンタクトレンズ「メルスプラン」で1DAY会員数が増加したほか、アジア(中国)を中心に海外売上高が伸長したことなどが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
■東プレ <5975> 1,115円 +79 円 (+7.6%) 本日終値
10日に決算を発表。「今期経常を2.1倍上方修正」が好感された。
東プレ <5975> [東証P] が8月10日大引け後(16:00)に決算を発表。23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.9倍の95.4億円に急拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の70億円→150億円(前期は170億円)に2.1倍上方修正し、減益率が58.9%減→11.8%減に縮小する見通しとなった。
■レスターHD <3156> 2,119円 +149 円 (+7.6%) 本日終値
10日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は2.9倍増益で着地」が好感された。
レスターホールディングス <3156> [東証P] が8月10日大引け後(16:00)に決算を発表。23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.9倍の36.7億円に急拡大し、通期計画の75億円に対する進捗率は49.0%に達し、5年平均の27.4%も上回った。
■ビジョン <9416> 1,341円 +90 円 (+7.2%) 本日終値
10日に決算を発表。「今期経常を36%上方修正」が好感された。
ビジョン <9416> [東証P] が8月10日大引け後(15:00)に決算を発表。22年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比35.6%増の9.2億円に拡大し、従来の28.5%減益予想から一転して増益で着地。併せて、通期の同利益を従来予想の14億円→19億円(前期は11.4億円)に36.0%上方修正し、増益率が22.8%増→67.0%増に拡大する見通しとなった。
■JMDC <4483> 6,770円 +430 円 (+6.8%) 本日終値
10日に発表した「製薬メーカー向けチャットボット提供」が買い材料。
子会社医薬情報ネットが製薬・医療機器メーカー向けチャットボット「Pharma Bot」を提供開始。
■ライフネット生命保険 <7157> 855円 +52 円 (+6.5%) 本日終値
10日に発表した「auじぶん銀行と業務提携」が買い材料。
auじぶん銀行と団体信用生命保険で業務提携。
■東陽テクニカ <8151> 1,336円 +81 円 (+6.5%) 本日終値
10日に発表した「8.44%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。
発行済み株式数(自社株を除く)の8.44%にあたる200万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月12日から23年8月10日まで。
■バルテス <4442> 2,026円 +400 円 (+24.6%) ストップ高 本日終値
バルテス<4442>がストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社は10日取引終了後、23年3月期通期の連結業績予想修正を発表。営業利益の見通しを従来の6億9700万円から8億100万円(前期比40.5%増)に引き上げたことが好感されたようだ。売上高の見通しも従来の82億円から85億600万円(同26.8%増)に上方修正。足もとで大型案件における上流工程のPMO(組織内における個々のプロジェクトマネジメントの支援を横断的に行う部門や構造システム)・QMO(組織内における個々の品質管理の支援を横断的に行う部門や構造システム)としての参画が増加しているほか、金融・公共・流通などのエンタープライズ系領域からの受注が拡大していることが主な要因だとしている。
■アライドアーキテクツ <6081> 901円 +150 円 (+20.0%) ストップ高 本日終値
アライドアーキテクツ<6081>がストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社は10日取引終了後、22年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比19.5%増の4億7700万円となり、通期計画8億5000万円に対する進捗率が56.1%となったことが好感されたようだ。売上高は21億5400万円(会計基準変更のため前年同期との比較なし)となった。海外SaaS事業が大きく伸びたほか、国内SaaS事業でダイレクトマーケティングの成果向上ツール「Letro(レトロ)」の売り上げが拡大したことなどが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
■ネットマーケティング <6175> 652円 +100 円 (+18.1%) ストップ高 本日終値
ネットマーケティング<6175>はストップ高。10日の取引終了後、米ベインキャピタル系の投資会社ビーシーピーイー・ブロンズ・ケイマン社によるTOBを発表しており、TOB価格の900円にサヤ寄せする格好となっている。非公開化により構造改革や成長投資を進め、企業価値の向上を図るのが狙い。買付予定数は1331万5912株(下限828万5800株・上限設定なし)、買付期間は8月12日から9月26日まで。TOB成立後、ネットマーケは所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は10日付でネットマーケ株式を監理銘柄(確認中)に指定している。
●ストップ高銘柄
オイシックス・ラ・大地 <3182> 2,076円 +400 円 (+23.9%) ストップ高 本日終値
新東 <5380> 3,860円 +700 円 (+22.2%) ストップ高 本日終値
など、16銘柄
●ストップ安銘柄
ライトアップ <6580> 1,287円 -400 円 (-23.7%) ストップ安 本日終値
スペースマーケット <4487> 404円 -80 円 (-16.5%) ストップ安 本日終値
セーフィー <4375> 531円 -100 円 (-15.9%) ストップ安 本日終値
セキュア <4264> 840円 -150 円 (-15.2%) ストップ安 本日終値
など、4銘柄
株探ニュース