NY株式:NYダウ151ドル高、金利低下を好感

市況
2022年8月16日 7時00分

米国株式市場は続伸。ダウ平均は151.39ドル高の33912.44ドル、ナスダックは80.87ポイント高の13128.05で取引を終了した。8月NY連銀製造業景気指数や8月NAHB住宅市場指数がネガティズ域に落ち込み景気減速懸念に売られ、寄り付き後、下落。中国政府のゼロコロナ政策を受けた都市封鎖が影響し中国の低調な経済指標に加え、中国人民銀行が予想外の利下げに踏み切ったため世界経済への懸念も広がったことも売り材料となり、前場は軟調推移が続いた。後場に入り、金利低下に伴うハイテク株の上昇が相場を支援したほか、先週発表されたインフレ指標の改善を受け物価鎮静化への期待を受けた買いも続き、上昇に転じ終了。セクター別では、自動車・自動車部品、家庭・パーソナル用品が上昇した一方、エネルギーが下落した。

エンターテインメントのディズニー(DIS)は物言う株主のダン・ローブ氏が率いるヘッジファンド、サードポイントが同社株を新たに購入したことが明らかになり、上昇。バイオのモデルナ(MRNA)は英医薬品・医療製品規制庁(MHRA)が成人向け追加接種として、同社製の新型コロナ変異型にも対応する2価ワクチンを世界で初めて承認したことを好感し、買われた。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は、マスク最高経営責任者(CEO)が週末に、現時点で300万台以上の自動車を生産、そのうち100万台が中国工場で生産されたことを歓迎するツイートをしたため、収益増期待が広がったほか、ソロスファンドの同社株購入も明らかになったため、買われた。ディスカウント小売りのウォルマート(WMT)は動画配信サービスを巡りメディアのパラマウント(PARA)と提携を結んだことが明らかになり、上昇。ヘルスケアのカーディナルヘルス(CAH)は、物言う株主エリオット・インベストメント・マネジメントによる同社株保有が報じられ、上昇した。一方で、エネルギー関連のシェブロン(CVX)、マラソンオイル(MRO)は原油価格の下落に連れ、減益懸念に下落。

投資家の恐怖心理を示すVIX指数は節目の20割れで推移した。

HorikoCapitalManagementLLC

《FA》

提供:フィスコ

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