10万円以下で買える、増収増益＆低PBR 21社 【プライム】編 ＜割安株特集＞

少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。

東証プライム上場企業では497銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、22年4-6月期(第1四半期)決算で増収増益を達成し、かつ理論上の解散価値であるPBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る銘柄に注目した。

下表は東証プライム上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額が100億円以上、(3)4-6月期に売上高と経常利益が前年同期比10％以上増加、(4)PBRが0.8倍以下――を条件に投資妙味が高まる21社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは19日現在)

なお、21日(日)16時に「10万円以下で買える、増収増益＆低PBR【スタンダード】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

最低投資　　┌─売上高─┐　　┌ 経常利益 ┐　　 　　

コード 銘柄名　　　　　　金額　 増収率　4-6月期　 増益率　 4-6月期　　 PBR

<3864> 三菱紙　　　　　 29700　　 16.4　　48604　　 99.4　　　 668　　0.19

<1821> 三井住友建設　　 45900　　 13.6　 101622　　 44.9　　　2939　　0.78

<4220> リケンテクノ　　 50400　　 19.5　　29721　　 36.9　　　2461　　0.54

<5288> アジアパイル　　 50800　　 14.1　　27761　　 13.8　　　1505　　0.50

<5020> ＥＮＥＯＳ　　　 51180　　 59.8　3555106　　　111　　331970　　0.52

<9310> トランシティ　　 51700　　 15.9　　31488　　 36.7　　　2575　　0.46

<4005> 住友化　　　　　 56100　　 21.2　 774134　　　100　　113656　　0.68

<6480> トムソン　　　　 56500　　 14.2　　16760　　　220　　　3215　　0.60

<5408> 中山鋼　　　　　 57200　　 34.5　　47796　　　332　　　3304　　0.34

<8158> ソーダニッカ　　 59500　　 15.2　　14583　　 87.1　　　 565　　0.54

<8593> 三菱ＨＣキャ　　 66600　　 12.9　 460347　　　103　　 41931　　0.68

<4977> 新田ゼラチン　　 71500　　 22.0　　 9248　　　192　　　 866　　0.68

<6339> 新東工　　　　　 72600　　 13.5　　24680　　 10.1　　　 885　　0.37

<1803> 清水建　　　　　 75900　　 21.5　 384714　　 54.7　　　6871　　0.68

<6140> 旭ダイヤ　　　　 81300　　 10.2　　 9601　　　107　　　1124　　0.74

<6247> 日阪製　　　　　 82900　　 25.4　　 7198　　　103　　　 736　　0.43

<5933> アルインコ　　　 91500　　 11.4　　14414　　 52.1　　　1025　　0.64

<4410> ハリマ化成Ｇ　　 91900　　 27.1　　22184　　 60.9　　　1643　　0.60

<8141> 新光商　　　　　 94900　　 36.2　　41360　　　151　　　1614　　0.64

<6395> タダノ　　　　　 98200　　 83.6　　77658　　　125　　　1653　　0.74

<5121> 藤コンポ　　　　 98700　　 13.9　　 9634　　 22.5　　　1496　　0.72

※単位は最低投資金額が円、売上高・経常利益が百万円、増収率・増益率が％、PBRが倍。

※今期最終赤字、無配の企業は除いた。

株探ニュース