ディアが決算受け下落 利益見通しを下方修正 サプライチェーンの課題を指摘=米国株個別

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2022年8月19日 23時31分

農業機械のディア<DE>が下落。取引開始前に5-7月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を下回った。ガイダンスでは通期純利益の見通しを下方修正している。サプライチェーンの課題を指摘し、コスト増と生産効率の悪化が業績に影響するとした。

通期の営業キャッシュフローについては53-55億ドルを見込み、中期的な利益に対して25%-35%の配当性向を目標としている。7月末時点でのロシアおよびウクライナへのエクスポージャーは約4.36億ドル。

なお、2023年の需要は好調な受注と良好な顧客ファンダメンタルズによって牽引されるとしている。

(5-7月・第3四半期)

・1株利益(調整後):6.16ドル(予想:6.65ドル)

・売上高:130億ドル(予想:129.5億ドル)

耕作機械:61億ドル(予想:57.4億ドル)

小規模農業・芝生:36.4億ドル(予想:36.6億ドル)

建設・林業:32.7億ドル(予想:34.3億ドル)

その他:1.99億ドル(予想:2.19億ドル)

・純利益:18.8億ドル(予想:20.3億ドル)

(通期見通し)

・純利益:70~72億ドル(従来:70~74億ドル)(予想:71.3億ドル)

・耕作機械売上高:25~30%に据え置き

・小規模農業・芝生売上高:10~15%(従来:約15%)

・建設・林業売上高:10%(従来:10~15%)

・金融サービス純利益:8.70~8.75億ドル

(NY時間10:18)

ディア<DE> 357.98(-10.01 -2.72%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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