注目銘柄ダイジェスト(前場):アクリート、サンウッド、あいHDなど

市況
2022年8月22日 12時04分

サンウッド<8903>:680円 カ -

ストップ高買い気配。先週末に自社株買いの実施、配当政策変更による増配を発表、株主還元強化を好感する動きになっている。発行済み株式数の2.1%に当たる10万株、0.7億円を上限に自社株買いを実施、取得期間は8月22日から12月29日まで。また、配当政策は25円を安定的な配当金と定め、自社株買いと合わせた総還元性向を30%以上にするとしている。これに伴い、23年3月期年間配当金は25円から35円に引き上げ。

あいHD<3076>:1947円(+100円)

大幅続伸。先週末に22年6月期の決算を発表、営業利益は98.5億円で前期比4.3%増益となり、従来予想の101億円をやや下回る着地となった。一方、期末配当金は従来計画の25円から35円に引き上げ、年間配当金は前期比15円増の60円としている。また、23年6月期営業利益は103億円で同4.6%増益見通しとしているほか、年間配当金は75円へ一段の引き上げを計画している。

いちご<2337>:310円(+14円)

大幅反発。発行済み株式数の2.59%に当たる1200万株、30億円を上限に自社株買いを実施すると発表しており、目先の需給改善につながるものとして買い材料視されている。取得期間は8月22日から23年2月28日まで。株式の市場価格および財務状況などを総合的に勘案し、株主利益の向上を図ることを取得目的としている。同社の自社株買いは4月から6月にかけて実施して以来となる。

郵船<9101>:10700円(-20円)

反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価も14100円から13000円に引き下げている。コンテナ船運賃の下落を背景に、24年3月期経常利益は前期比68.2%の大幅減益を予想。コンテナ船需給の正常化に伴う持続可能な水準からみたPBRの割安感は薄れたと指摘。年間配当金予想も、24年3月期は550円を予想、前期比1050円の減配を見込んでいる。

東エレク<8035>:45760円(-840円)

大幅反落。先週末の米国株式市場は反落、FRB高官のタカ派発言を受けて大幅利上げを警戒する売りが再燃した。とりわけ、10年債利回りが3%台に接近するなど、長期金利の上昇に伴ってハイテク株が売り優勢となり、SOX指数は2.8%の大幅下落となっている。東京市場でも同社など半導体関連に売りが波及する展開へ。今週末にはジャクソンホール会合が予定されていることも、グロース株の買い手控えにつながる状況でもあるようだ。

アクリート<4395>:2526円(+274円)

年初来高値。18日に25年12月期の営業利益目標を30億円(21年12月期実績は4.65億円)とする中期経営計画を発表したことが引き続き買い材料視されている。本人認証や業務連絡によるSMS配信サービス事業で培った知見や経験を活かし、企業や自治体、顧客や住民に存在していた課題を解決して価値創出につなげる。また、事業をアジアへ拡大していくことを目指すとしている。

バンクオブイノベ<4393>:3655円(+135円)

4日続伸。第三者割当で新株予約権計5500個(潜在株式数55万株)を発行すると発表している。調達資金の約21.8億円はゲーム恋活アプリ「恋庭」の市場シェア拡大のための広告宣伝費などに充当する。また、新作RPG「メメントモリ」の事前登録数が70万人を突破したと開示している。

ペルセウス<4882>:406円(+8円)

大幅高。Axcelead DDP(神奈川県藤沢市)と抗体医薬品の創薬支援事業で協業を開始すると発表している。ペルセウスが抗体の作成・スクリーニング・ヒト化・物性改善を行い、創薬プラットフォーム機能を有するAxcelead DDPが薬効評価を含む非臨床試験を行い、抗体医薬品の創薬支援を顧客に提供する。Axcelead DDPは武田薬品工業<4502>の創薬プラットフォーム事業を継承した国内初の創薬ソリューションプロバイダー。

《ST》

提供:フィスコ

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