株価指数先物【昼のコメント】 オプション権利行使価格の2万8375円~2万8625円でのレンジ推移
日経225先物は11時30分時点、前日比270円安の2万8440円(-0.94%)前後で推移。寄り付きは2万8470円と、シカゴ日経平均先物(2万8465円)にサヤ寄せする格好から売り先行で始まった。現物の寄り付き直前に2万8560円まで下げ幅を縮める場面も見られたが、現物の取引が始まると指数インパクトの大きい値がさ株の弱い動きからショートが強まり、前場半ばには一時2万8380円まで売られた。
日経225先物は寄り付き後に下げ渋る動きが見られたものの、結局は戻り待ちのショートに押された格好である。前場半ばにかけて下げ幅を広げたが、オプション権利行使価格の2万8500円を中心とした上下の権利行使価格である2万8375円~2万8625円でのレンジ推移だった。上下ともブレイクを狙った動きはなく、短期的なトレードが中心のようである。
グローベックスの米株先物はNYダウ、ナスダック100先物がともに小幅ながらプラス圏で推移している。ショートは仕掛けづらいものの、リバウンドに向けた材料にもならず、後場も権利行使価格のレンジ内での推移が見込まれそうだ。なお、NT倍率は先物中心限月で一時14.39倍まで低下する場面があった。支持線として意識される25日移動平均線水準まで低下してきており、NTショートの巻き戻しが意識されよう。
株探ニュース