8月23日のNY為替概況
23日のニューヨーク外為市場でドル・円は137円64銭から135円82銭まで反落し、引けた。
米8月製造業PMI速報値が予想を下回ったほか、サービス業PMI速報値が予想外に悪化、さらに、米7月新築住宅販売件数が2016年1月来の低水準となったため成長減速懸念に長期金利の低下に伴うドル売りが加速。ただ、押し目からは、ジャクソンホール会合を睨んだ連邦準備制度理事会(FRB)の積極的な利上げ観測に伴うドル買いに支えられたほか、2年債入札が不調で再び米国債相場が下落し長期金利が上昇するとドル買いが再燃し底堅い展開となった。
ユーロ・ドルは0.9914ドルから1.0018ドルまで上昇し、引けた。
ユーロ圏8月消費者信頼感指数速報値が予想外に改善したものの燃料危機深刻化を受けた景気後退懸念も根強く、上値も限定的となった。
ユーロ・円は137円06銭へ上昇後、135円88銭まで反落。
ポンド・ドルは1.1749ドルから1.1878ドルまで上昇した。
ドル・スイスは0.9693フランまで上昇後、0.9604フランまで反落。
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[経済指標] ・米・8月製造業PMI速報値:51.3(予想:51.8、7月:52.2)・米・8月サービス業PMI速報値:44.1(予想:49.80、7月:47.3)・米・8月総合PMI速報値:45.0(7月:47.7)・米・8月リッチモンド連銀製造業指数:‐8(予想:-2、7月:0)・米・7月新築住宅販売件数:51.1万戸(予想:57.5万戸、6月:58.5万戸←59.0万戸)・ユーロ圏・8月消費者信頼感指数速報値:‐24.9(予想:-28.0、7月:-27.0)
《KY》