NY株式:NYダウ154ドル安、低調な経済指標を警戒
米国株式市場は続落。ダウ平均は154.02ドル安の32909.59ドル、ナスダックは0.27ポイント安の12381.30で取引を終了した。8月製造業・サービス業PMIが予想以上に悪化したため景気減速懸念に売られ、寄り付き後、下落。その後に発表された7月新築住宅販売件数も2016年来で最低となる低調な経済指標がさらなる売り圧力となった。金利の低下でハイテク株は一時上昇に転じるも、ジャクソンホール会合を控え金利が再び上昇するに従い戻りも鈍く、終日軟調に推移。セクター別では、自動車・自動車部品、エネルギーが上昇した一方で、家庭・パーソナル用品が下落。
スポーツ用品小売りのディックス・スポーティング・グッズ(DKS)は第2四半期決算で、通年の1株利益や売上見通しを引上げたことが好感され、上昇。百貨店のメーシーズ(M)は第2四半期決算で売上高が予想を上回り、買われた。オンライン小売のアマゾン(AMZN)はダイレクトTVとの提携により、レストランやバーで同社が独占配信権を持っているナショナル・フットボール・リーグ(NFL)「サーズデーナイトフットボール」の放映が可能になることが好感され、上昇。また、ネットワーク用セキュリティー・ソリューションプロバイダーのパロアルトネットワークス(PANW)は売上見通しの引上げや1株を3株にする株式分割計画を発表し、上昇した。一方で、短文投稿サイトのツィッター(TWTR)は、元幹部が同社のデータ保護に欠陥があると告発したことが嫌気され、売られた。
高級住宅建設会社のトールブラザーズ(TOLL)は取引終了後に四半期決算を発表。見通し引き下げが嫌気され、時間外取引で売られている。
HorikoCapitalManagementLLC
《FA》