【↑】日経平均 大引け| 6日ぶり反発、目先リバウンド狙いの買いが優勢 (8月25日)

市況
2022年8月25日 18時10分

日経平均株価

始値  28415.11

高値  28534.71(14:17)

安値  28357.03(09:22)

大引け 28479.01(前日比 +165.54 、 +0.58% )

売買高  9億0645万株 (東証プライム概算)

売買代金 2兆0222億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は6日ぶりに反発、目先リバウンド狙いの動き

2.直近5営業日で900円あまり下落、その反動で買い優勢に

3.ジャクソンホール会議のパウエル講演待ちで売買代金は低調

4.アジア株高や米株先物が堅調に推移し、センチメントが改善

5.33業種中28業種が高く、個別株も全体の3分の2が上昇

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比59ドル高と4日ぶりに反発した。前日までの下げで自律反発狙いの買いが優勢もジャクソンホール会議を控え上値の重い展開となった。

東京市場ではリスクを取る動きが先行し、日経平均株価は反発した。買い一巡後は上値が重く2万8000円台半ばでもみ合った。

25日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要株価指数が下げ止まったことを受け、目先リバウンド狙いの動きが優勢となった。日経平均は前日までの5営業日で900円あまりの下落をみせており、突っ込み警戒感からの買い戻しや値ごろ感に着目した押し目買いが観測された。日本時間明日夜に予定されるジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長講演を控え、この内容を見極めたいとの思惑が上値を押さえた。取引時間中はアジア株が総じて堅調だったほか、米株価指数先物が堅調な値動きを示したことで、市場のセンチメント改善に貢献した。業種別では33業種中28業種が上昇、医薬品や保険株などに買いが目立った。個別では全体の3分の2にあたる67%の銘柄が上昇している。ただ、様子見ムードは拭えず売買代金は低調だった。

個別では、三菱重工業<7011>がしっかり、レーザーテック<6920>は売り物をこなしプラス圏で引けた。ダブル・スコープ<6619>が上値追い、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>が大幅高に買われた。第一三共<4568>が大きく上値を伸ばし、レノバ<9519>も高い。日本電波工業<6779>は値上がり率トップに買われ、エムアップホールディングス<3661>、イトーキ<7972>、アイスタイル<3660>などが値を飛ばした。

半面、日本電産<6594>が売られ、ファーストリテイリング<9983>、花王<4452>などが軟調。SMC<6273>も下値を探る展開を強いられた。UACJ<5741>が大幅安となったほか、神戸物産<3038>、リブセンス<6054>などの下げも目立っている。サンデン<6444>が水準を切り下げ、東邦ガス<9533>、KeePer技研<6036>も売りに押された。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は第一三共 <4568>、東エレク <8035>、ダイキン <6367>、テルモ <4543>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約72円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、ホンダ <7267>、花王 <4452>、豊田通商 <8015>、デンソー <6902>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約15円。うち8円はファストリ1銘柄によるもの。

東証33業種のうち上昇は28業種。上昇率の上位5業種は(1)医薬品、(2)保険業、(3)金属製品、(4)その他金融業、(5)ガラス土石製品。一方、下落率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)小売業、(3)ゴム製品、(4)陸運業、(5)非鉄金属。

■個別材料株

△フロンテオ <2158> [東証G]

人の行動の機微を捉えるAIアルゴリズムの改良に成功。

△メディカルN <3645> [東証G]

子会社と医薬品を共同開発。

△Fスターズ <3687> [東証P]

岩井コスモ証券が新規「A」でカバレッジ開始。

△セグエG <3968> [東証P]

ITインフラ製品を手掛けるタイ企業を子会社化へ。

△ステラケミ <4109> [東証P]

自社株買いを発表。

△T&K <4636> [東証P]

23年3月期第2四半期単独業績に特別利益を計上。

△HOUSEI <5035> [東証G]

東証による信用規制の解除。

△タムラ <6768> [東証P]

「EV用次世代半導体を24年から生産」との報道。

△ジモティー <7082> [東証G]

環境省の「使用済製品等のリユースに関する自治体モデル実証事業」に採択。

△フォースタ <7089> [東証G]

中国地域ものづくり中小企業事業化支援事業を受託。

△ウェルスナビ <7342> [東証G]

十六銀行と業務提携。

▼神戸物産 <3038> [東証P]

7月経常利益は2ケタ減。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)日電波 <6779>、(2)タムラ <6768>、(3)恵和 <4251>、(4)大阪チタ <5726>、(5)ペプドリ <4587>、(6)セグエG <3968>、(7)サイボウズ <4776>、(8)gumi <3903>、(9)Fスターズ <3687>、(10)エムアップ <3661>

値下がり率上位10傑は(1)ノムラシス <3940>、(2)UACJ <5741>、(3)神戸物産 <3038>、(4)高千穂交易 <2676>、(5)リブセンス <6054>、(6)トレファク <3093>、(7)サンデン <6444>、(8)邦ガス <9533>、(9)KeePer <6036>、(10)ピアラ <7044>

【大引け】

日経平均は前日比165.54円(0.58%)高の2万8479.01円。TOPIXは前日比9.42(0.48%)高の1976.60。出来高は概算で9億0645万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1243、値下がり銘柄数は512となった。東証マザーズ指数は743.68円(8.52円高)。

[2022年8月25日]

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