ダウ平均は続伸 明日のパウエル議長のスピーチ待ち セールスフォースが下落=米国株序盤
NY株式25日(NY時間10:47)
ダウ平均 33132.38(+163.15 +0.49%)
ナスダック 12597.48(+165.95 +1.33%)
CME日経平均先物 28615(大証終比:+105 +0.37%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。取引開始直後は売買が交錯したものの、次第に上値追いの動きが優勢となっている。中国が1兆元(約20兆円)規模の景気刺激策を打ち出したことも株式市場をサポートしている。
きょうからジャクソンホールでのFRBの年次総会が始まる。特に明日のパウエルFRB議長のスピーチ待ちの雰囲気が強く、株式市場はそれに対する警戒感も広がっている模様。
市場では、FRBがハト派に方向転換したという見方が市場に広がらないよう強調すると見られているようだ。メッセージの核心は、例え引き締め策が米経済をリセッション(景気後退)に追い込むリスクがあるとしても、インフレ抑制を優先するといった内容になるのではと見込まれている。
一部からは、「パウエルFRB議長はハト派的転換という早まった期待を押し戻し、高インフレとの闘いに焦点を当てることを繰り返す。世界経済の見通しがますます暗くなる中で、市場が彼の発言を真剣に受け止めるかどうかはまだわからない」との声も出ていた。
決算関連では、セールスフォース<CRM>が下落し、ダウ平均を圧迫。通期の売上高および1株利益の見通しを下方修正したことが嫌気されている模様。不安定なマクロ環境により、一部顧客の支出が鈍化している可能性を示唆していた。
テスラ<TSLA>が本日から1対3の株式分割後の取引を開始している。前日終値で算出した理論値から上昇して始まったものの、その後は売りに押されている。
セールスフォース<CRM> 169.24(-10.77 -5.98%)
アップル<AAPL> 169.55(+2.02 +1.21%)
マイクロソフト<MSFT> 277.45(+1.66 +0.60%)
アマゾン<AMZN> 137.02(+3.22 +2.40%)
アルファベットC<GOOG> 117.05(+2.35 +2.05%)
テスラ<TSLA> 295.99(-1.11 -0.37%)
メタ・プラットフォームズ<META> 168.14(+4.88 +2.99%)
AMD<AMD> 97.31(+4.58 +4.94%)
エヌビディア<NVDA> 177.62(+5.40 +3.14%)
ツイッター<TWTR> 40.34(-0.45 -1.10%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美