英ポンド週間見通し:弱含みか、利上げ継続も景気減速への懸念残る

通貨
2022年8月27日 14時36分

■伸び悩み、米国金利の先高観強まる

今週のポンド・円は伸び悩み。英国経済の大幅減速に対する警戒感は消えていないことから一時160円台後半までポンド安・円高に振れる場面があった。原油先物の反発を意識してリスク回避的なポンド売り・米ドル買いは縮小し、対円レートは反発したが、米国金利の先高観が強まり、ポンド買い・米ドル売りは一服したことから、ポンドの対円レートは伸び悩んだ。取引レンジ:160円81銭-162円69銭。

■弱含みか、利上げ継続も景気減速への懸念残る

来週のポンド・円は弱含みか。英国の記録的なインフレを背景に英中央銀行による一段の金融引き締めが予想されるものの、景気減速への懸念でポンドは買いづらい。ユーロ安・米ドル高が続く可能性があることも嫌気されそうだ。なお、9月5日に予定されている保守党党首選は現時点でトラス外相が優勢とされるが、経済政策が不安視されており、ポンド買いを抑制する要因となり得る。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント

・特になし

予想レンジ:159円00銭-163円00銭

《FA》

提供:フィスコ

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