29日の株式相場見通し=3日ぶり大幅反落か、NYダウ急落で売り先行の展開
29日の東京株式市場は、3日ぶりに大幅反落する展開となりそうだ。26日の米国株市場では、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のタカ派発言が警戒され、NYダウは1000ドルを超える下落となった。市場の関心を集めた米ジャクソンホール会議での講演でパウエルFRB議長は、「歴史は時期尚早な金融緩和を強く戒めている」と述べるなど、金融引き締めの継続姿勢を示した。これを受け、この日の東京市場で日経平均株価は再び2万8000円台前半へ下落しそうだ。日経平均株価がどの水準で下げ止まるかが注目される。
26日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比1008ドル38セント安の3万2283ドル40セントと3日ぶりに大幅反落。ナスダック総合株価指数は同497.555ポイント安の1万2141.710だった。
日程面では、きょうは6月景気先行指数・改定値が発表される。