話題株ピックアップ【夕刊】(3):ODK、松尾電、ラキール

注目
2022年9月1日 15時19分

■ODKソリューションズ <3839>  632円  +41 円 (+6.9%)  本日終値  東証プライム 上昇率3位

ODKソリューションズ<3839>が高い。8月31日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表しており、これが好感されたようだ。取得上限は10万株(発行済み株数の1.2%)、または1億円。期間は9月1日から来年5月31日まで。

■松尾電機 <6969>  999円  +55 円 (+5.8%)  本日終値

松尾電機<6969>が商いを急増させ急騰、一時15%を超える上昇で1089円まで上値を伸ばし、8月22日につけた年初来高値1019円を大幅に更新した。コンデンサーを売り上げの主力とする電子デバイスメーカーで、小型かつ長寿命を特長とするタンタルコンデンサーで高い商品競争力を持つ。トヨタグループの中核を担うデンソー<6902>を主要顧客としていることがポイントで、トヨタ自動車<7203>の電気自動車(EV)用2次電池増産投資の動きは松尾電にとっても強力な追い風となる。また、売り上げの20~30%を回路保護素子(電流ヒューズ)で占め、EVの基幹部品であるリチウムイオン電池向け高電流ヒューズでも需要を取り込んでいる。

■ラキール <4074>  1,626円  +87 円 (+5.7%)  本日終値

ラキール<4074>が反発。同社は8月31日、ダイオーズ<4653>から大手法人向けビジネスインテリジェンスシステム「LaKeel BI」を受注したと発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。ダイオーズは「LaKeel BI」の導入により、これまでデータの分析・資料作成にかけていた工数が大幅に削減され、その時間を今まで手の届かなかった企業施策に充てることが可能。また、顧客ごとの情報を簡単な操作で可視化することができ、シミュレーションの作成や最適な商品提案が可能になることで、生産性の向上と営業活動の効率化が期待できるという。

■リネットJ <3556>  569円  +27 円 (+5.0%)  本日終値

リネットジャパングループ<3556>が高い。同社はきょう、東京都江東区など5自治体と協定を締結し、自治体公認の宅配便を活用した使用済みパソコン・小型家電の回収を始めたと発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。新たに協定を締結したのは、東京都江東区、熊本県人吉市、鹿児島県阿久根市、長野県北安曇郡池田町、島根県鹿足郡津和野町の5つ。これにより、連携する自治体は594まで拡大するという。

■日宣 <6543>  625円  +26 円 (+4.3%) 一時ストップ高   本日終値

日宣<6543>が一時ストップ高。同社は8月31日、気象連動型広告配信ツールを展開するルグラン(東京都港区)に出資したと発表しており、これが材料視されたようだ。この資本提携は、広告の効果を上げたいクライアントのニーズと、個人情報をコントロールしながら質の高い情報を得たい生活者のニーズを満たす手段として行うもの。これにより、同社はクライアントに対し、脱Cookie時代を見据えたマーケティングを支援する体制が更に強化されるとしている。

■エアークローゼット <9557>  741円  +29 円 (+4.1%)  本日終値

エアークローゼット<9557>が動意。この日、RFID(無線自動識別)を活用した独自の物流システムに関する特許を取得したと発表しており、これが材料視されたようだ。自社で構築してきた循環型物流プラットフォームの独自性が認められた結果という。今後、このプラットフォームを外部提供していくとしている。

■共同印刷 <7914>  2,505円  +94 円 (+3.9%)  本日終値

共同印刷<7914>が全般地合い悪に抗して急速に切り返す展開。総合印刷大手の一角で株主還元に積極的な姿勢が特長であり、配当利回りは前日終値ベースで4%台と高い。そうしたなか、同社は8月31日取引終了後に株主優待制度を拡充することを発表した。現行の優待(カレンダー)に加えて、毎年3月末と9月末時点で100株以上を6カ月以上継続保有する株主に対し、クオカード(保有株数に応じて1000円または3000円分)を年2回贈呈する。これを材料視する投資資金が流入した。株式市場では株主優待の強化を材料視する動きが強く、長期スタンスの個人マネーを誘引するだけでなく、値幅取りを狙った短期資金の物色対象となるケースも多い。

■極楽湯ホールディングス <2340>  240円  +9 円 (+3.9%)  本日終値

極楽湯ホールディングス<2340>が5日ぶりに反発。8月31日の取引終了後、22年7月~9月期に特別利益が発生する見込みになったと発表しており、これが材料視された。保有する上場有価証券1銘柄を譲渡することで特別利益1億1400万円を計上する予定という。22年3月期末に債務超過となり、東京証券取引所が29日に上場廃止に係る猶予期間入り銘柄に指定したことを受けて株価は急落していたが、ひとまず反発する形となっている。

■スマレジ <4431>  1,165円  +40 円 (+3.6%)  本日終値

スマレジ<4431>が反発。同社は8月31日、自社が提供するクラウドPOSレジ「スマレジ」の累積取扱高が、8月に5兆円を突破したと発表しており、これが株価を刺激したようだ。7月末時点の登録店舗数は11万5000店超。20年末に累積取扱高3兆円を達成以降、取扱高の伸長はスピードを増し、直近の約16カ月間で約2兆円分の取引が行われたという。

■ジェクシード <3719>  244円  +7 円 (+3.0%)  本日終値

ジェクシード<3719>は全体急落相場のなかも物色人気にかげりなく、商いを膨らませ大幅高で新値街道を走っている。時価は昨年7月以来約1年2カ月ぶりの高値水準にある。業務再編を経て現在はERPコンサルティングを専業で手掛けるが、業績は足もと回復色を強めている。22年12月期上期(1~6月)業績は営業損益が700万円と小幅ながら黒字で着地した。外国人を軸にシステムエンジニアの採用に注力、新規事業領域への進出も視野にM&Aに積極的な姿勢をみせていることも思惑を呼んでいるもようだ。

●ストップ高銘柄

グラフィコ <4930>  2,539円  +500 円 (+24.5%) ストップ高   本日終値

大谷工業 <5939>  6,280円  +1,000 円 (+18.9%) ストップ高   本日終値

ぷらっとホーム <6836>  1,000円  +150 円 (+17.7%) ストップ高   本日終値

大泉製作所 <6618>  1,030円  +150 円 (+17.1%) ストップ高   本日終値

など、5銘柄

●ストップ安銘柄

フジックス <3600>  2,354円  -500 円 (-17.5%) ストップ安   本日終値

光陽社 <7946>  2,399円  -500 円 (-17.3%) ストップ安   本日終値

以上、2銘柄

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