株価指数先物【昼のコメント】 買い先行で始まるも、押し目狙いのロングが入りづらい需給状況
日経225先物は11時30分時点、前日比30円安の2万7600円(-0.10%)前後で推移。寄り付きは2万7810円とシカゴ日経平均先物(2万7785円)にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まった。ただし、米半導体株の下落影響から指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]などの下げが重荷となるなか、寄り付き直後につけた2万7820円を高値に軟化し、前場半ばには下落に転じて一時2万7580円まで売られる場面が見られた。その後、ナイトセッションでつけた安値2万7550円を下回らなかったことからショートカバーも見られたが、戻りの鈍さが目立った。
日経225先物は買い先行で始まったものの、上値抵抗線として意識されている5日移動平均線は超えられず、戻り売りに押される格好となった。オプション権利行使価格の2万7500円辺りは支持線として意識されるものの、75日線とボリンジャーバンドの-2σが位置する2万7350円辺りが警戒されてきているため、押し目狙いのロングは入りづらい需給状況のようだ。
なお、NT倍率は14.33倍に上昇した。前日までの調整で一時75日線を下回る場面も見られており、NTショートの利食いに伴うリバランスの動きと見られる。ただし、値がさハイテク株の下落が重荷となるなか、リバウンドを狙った新たなNTロングの動きはなく、リバランスが中心であろう。
株探ニュース