米国株見通し:上げ渋りか、雇用情勢悪化受け引き締めに警戒

市況
2022年9月2日 14時04分

(13時50分現在)

S&P500先物      3,966.60(-0.3)

ナスダック100先物  12,286.40(+11.8)

米株式先物市場でS&P500先物は小幅安、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は20ドル安。長期金利は高止まりし、本日の米株式市場はまちまちとなりそうだ。

1日の主要3指数はまちまち。終盤に向けて持ち直す展開となり、S&Pとともに5日ぶりプラスへ転じたダウは145ドル高の31656ドルで取引を終えた。連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め長期化の思惑が広がるなか、連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅利上げ維持を警戒した売りが先行。ただ、この日発表されたISM製造業景況指数など経済指標は予想よりも強い内容で、減速懸念の一服により押し目買いが相場を支えた。

本日は上げ渋りか。焦点の雇用統計は失業率が3.5%と横ばいだが、非農業部門雇用者数は前月比+29.8万人と大幅減の見通し。ただ、前日のISM製造業雇用指数は好不況の境目である50を上回り、労働市場の拡大を反映する可能性もあろう。その際には景気減速への警戒は薄れ、買いが入りやすい。一方、平均時給は前年比+5.3%と小幅上昇が見込まれ、物価の高止まりが意識されれば一段の引き締めを警戒した売りが重石となりそうだ。

《TY》

提供:フィスコ

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