話題株ピックアップ【夕刊】(3):ツクルバ、シノプス、イワキポンプ

注目
2022年9月7日 15時28分

■ツクルバ <2978>  937円  +70 円 (+8.1%)  本日終値

ツクルバ<2978>が急反発。6日の取引終了後、集計中の22年7月期の単独業績について、売上高が24億5000万円から27億6600万円(前の期比70.3%増)へ、営業損益が8億9000万円の赤字から7億7300万円の赤字(前の期3億5800万円の赤字)へ、最終損益が9億1100万円の赤字から8億2200万円の赤字(同4億8200万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。主力事業であるカウカモ事業で仲介取引が堅調に推移したとともに、仕入販売取引が想定以上に伸長したことが要因。また、仕入販売取引に伴う売上総利益の伸長に加え、期中より取り組んできたコスト改善により販管費が抑制されたことも寄与した。

■シノプス <4428>  1,331円  +91 円 (+7.3%) 一時ストップ高   本日終値

シノプス<4428>が急騰。6日の取引終了後、西友(東京都北区)に需要予測型自動発注サービス「sinops-CLOUD」を提供することが決定したと発表しており、これが好感された。「sinops-CLOUD」は、流通業向けのさまざまな人工知能(AI)サービスを1カテゴリー・1機能・1店舗から、必要な機能を必要なときに低価格で利用できる完全クラウドサービス。今回は店舗の発注人時の効率化や本部での店舗在庫のコントロールしやすさなどが評価され採用されたとしており、各店舗の日配食品・加工食品・日用品など幅広いカテゴリーの発注業務の効率化・最適化のほか、需要予測データや特売情報を活用した物流センターにおける在庫最適化を図るという。なお、今秋よりデータ検証を実施し、23年7月ごろから全店舗に順次導入される予定だ。

■イワキ <6237>  1,286円  +35 円 (+2.8%)  本日終値

イワキポンプ<6237>は全般地合い悪に抗して買い優勢の展開で連日の年初来高値更新。株価は8月26日にマドを開けて大陽線を示現したが、その後も順調に下値を切り上げる異彩の強調トレンドを形成している。ケミカルポンプの専業メーカーで、半導体や水処理、医療用向けなど多岐にわたる業界で旺盛な需要を獲得している。足もとの業績は絶好調で22年4~6月期は営業利益段階で前年同期比2倍となる7億4400万円と急拡大した。PER11倍前後と割高感に乏しく、長期波動では20年1月につけた高値1310円が上値のフシとして意識される。

■SEHI <9478>  214円  +5 円 (+2.4%)  本日終値

SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ<9478>は続伸。6日の取引終了後、23年3月期の期末一括配当予想を2円から2円50銭へ増額修正すると発表したことが好感された。なお、前期実績は2円だった。

■JBR <2453>  723円  +13 円 (+1.8%)  本日終値

ジャパンベストレスキューシステム<2453>はしっかり。きょう午前11時ごろ、伊藤忠商事<8001>と売買基本契約を締結し、家庭で使用されていない携帯電話端末の回収事業における提携を開始したと発表した。携帯端末の回収を通じて、限りある資源の有効活用による持続可能な社会の発展に貢献することを目指すとしている。

■MSコンサル <6555>  628円  +9 円 (+1.5%) 一時ストップ高   本日終値

MS&Consulting<6555>は一時急伸。この日、100円ショップ「ダイソー」を展開する大創産業(広島県東広島市)が顧客満足度覆面調査「ミステリーショッピングリサーチ」を導入したと発表した。国内のダイソー店舗3150店で導入されることになったことから、これを受けて業績への貢献を期待した買いが急速に集まった。

■きんえい <9636>  3,190円  +35 円 (+1.1%)  本日終値

きんえい<9636>はしっかり。6日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(2~7月)単独業績について、売上高が16億2000万円から16億2400万円(前年同期比12.9%増)へ、営業利益が6000万円から1億100万円(同8.6%増)へ、純利益が4000万円から8400万円(同82.6%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好材料視された。部門別業績管理の徹底により、諸経費全般にわたって抑制に努めたことが奏功した。また、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた大阪府からの休業要請に応じたことなどで受領した協力金を特別利益に計上したことも寄与した。

■ディー・ディー・エス <3782>  92円  +1 円 (+1.1%)  本日終値

ディー・ディー・エス<3782>は反発。6日の取引終了後、同社の「多要素認証基盤EVE MA」が、Sky(東京都港区)の「SKYDIV Desktop Client」と連携すると発表しており、これが好感された。これにより、テレワーク時の社内データの漏洩リスクを軽減する仮想環境を、生体認証(指紋、顔、静脈)や所持認証(ICカード、ワンタイムパスワード)などを用いる多要素認証で安全かつ便利に利用できるとしており、業績への貢献が期待されている。

■FFRIセキュリティ <3692>  1,174円  +2 円 (+0.2%)  本日終値

FFRIセキュリティ<3692>が上値追いとなったほか、セキュアヴェイル<3042>は急騰で340円まで一気に上値を伸ばすなどサイバーセキュリティー関連株に物色人気が集中している。ロシア系のハッカー集団「キルネット」が6日、日本政府のサイトにサイバー攻撃を仕掛けたことが報じられており、これを受けてサイバーセキュリティー関連の株価が刺激される格好となっている。

●ストップ高銘柄

アルファ <4760>  1,708円  +300 円 (+21.3%) ストップ高   本日終値

大谷工業 <5939>  6,610円  +1,000 円 (+17.8%) ストップ高   本日終値

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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