ニューウェル・ブランズが下落 インフレ圧力でガイダンスを下方修正=米国株個別
家庭・事務用品メーカーのニューウェル・ブランズ<NWL>が下落。前日引け後にガイダンスを公表し、7-9月期(第3四半期)および通期とも、1株利益および売上高の見通しを下方修正した。
同社のサリグラムCEOは声明で、「新学期シーズンに向けての勢いはこれまでと変わらず、販売は堅調な推移を続けている。しかし、小売業者からの注文減少が予想以上で、インフレ圧力が継続している」と述べた。「われわれはこれらの課題の影響を軽減するために、キャッシュとコスト管理をさらに厳格にし、供給計画を調整することで、断固たる行動をとっている」と付け加えた。
今回の発表を受けてアナリストからの目標株価の引き下げも相次いでいる。「同社はマクロ環境の圧力にさらされる中で可視性が制限されている」とコメントした。
(7-9月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.46~0.51ドル(従来:0.50~0.54ドル)(予想:0.52ドル)
・売上高:22.1~23.2億ドル(従来:23.9~25.0億ドル)(予想:24.7億ドル)
・営業利益率:8.7~9.4%(従来:10.7~11.0%)(予想:11.4%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):1.56~1.70ドル(従来:1.79~1.86億ドル)(予想:1.84ドル)
・売上高:93.7~95.8億ドル(従来:97.6~99.8億ドル)(予想:98.9億ドル)
・営業利益率:10.0~10.5%(従来:11.2~11.4%)(予想:11.4%)
・営業キャッシュフロー:4~5億ドル(従来:7~8億ドル)(予想:5.95億ドル)
(NY時間09:54)
ニューウェル・ブランズ<NWL> 16.87(-0.22 -1.26%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美