NY株式:NYダウ435ドル高、長期金利の低下を好感

市況
2022年9月8日 7時00分

米国株式市場は反発。ダウ平均は435.98ドル高の31581.28ドル、ナスダックは246.99ポイント高の11791.90で取引を終了した。9月連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%の利上げ確率上昇を警戒した売りに寄り付き後、下落。その後、NY原油先物が1月来の安値を更新、さらに長期金利の低下で、物価を巡る警戒感の緩和に伴い買戻しが強まり、上昇に転じた。連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナー副議長が過剰な利上げリスクに言及したほか、地区連銀経済報告(ベージュブック)でも7月以降の経済活動が横ばいと下方修正され、物価上昇ペースも鈍化が報告されたため金利がさらに低下し相場を一段と押し上げ。引けにかけた上昇拡大に繋がった。セクター別では、自動車・自動車部品や小売りの上昇が目立った。

短文投稿サイトのツィッター(TWTR)は440億ドル規模の同社買収案撤回を目指した電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)のマスク最高経営責任者(CEO)による審理延期の要求をデラウェア州裁判所が退けたため、上昇。航空会社のユナイテッド(UAL)は引き続き強い需要を背景とし第3四半期の売り上げ見通しを引上げ、買われた。同業のアメリカン(AAL)やデルタ(DAL)も期待感から上昇。動画配信のネットフリックス(NFLX)は同社のコスト削減計画が好感され、大幅高。コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)は13日にインベスターデーを控え、同社株購入の好機との見方に買われた。一方で、エネルギー・原油関連のベーカーヒューズ(BKR)、ハリバートン(HAL)、オキシデンタル・ペトロリアム(OXY)などは、原油価格の下落で、軒並み下落。

携帯端末のアップル(AAPL)は例年より早く、7日に新製品発表会を開催。カメラの性能を向上させた新機種アイフォーン14や新スマートウォッチなどを発表し、株価は上昇した。

HorikoCapitalManagementLLC

《FA》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.