クロスプラスは朝高後に値を消す、今上期は一転大幅営業黒字化し通期計画の2倍に
クロスプラス<3320>は朝高後に値を消す展開。同社は量販店向けで実績の高い婦人衣料製造販売の大手で、卸売りのほか小売り事業にも展開する。
前週末9日取引終了後に23年1月期上期(22年2~7月)の業績予想の修正を発表、営業利益を従来計画の3億円の赤字から4億1100万円の黒字(前年同期比89%増)に修正、これを材料視した投資資金が流入した。量販店への安値での卸を減らしたことで利益率が改善した。通期の営業利益予想は2億円の黒字(前期実績は15億6000万円の赤字)を見込むが、上期時点で2億円以上超過している。通期見通しについては円安によるコスト上昇を警戒して上方修正は行っていない。朝方は買いが優勢だったが、先行き不透明感から目先筋の利食いに押される展開となった。