東京株式(前引け)=大幅続伸、欧米株高に追随しリスクオン続く
12日前引けの日経平均株価は前営業日比314円15銭高の2万8528円90銭と大幅続伸。前場のプライム市場の売買高概算は5億972万株、売買代金概算は1兆1899億円。値上がり銘柄数は1189、対して値下がり銘柄数は537、変わらずは109銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は前週末の欧米株市場が全面高の様相だったことから、リスク選好の地合いが継続した。先物主導で半導体関連など値がさハイテク株が買われ、全体相場を押し上げた。日経平均は一時400円近い上昇をみせる場面もあったが、買い戻しが一巡した後は、やや伸び悩み2万8500円台で前場の取引を終えている。値上がり銘柄数は1200に届かず、全体の約3分の2にとどまった。
個別ではレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連が高く、ファーストリテイリング<9983>の上昇も目立つ。ダブル・スコープ<6619>が物色人気。メルカリ<4385>が買われ、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>なども値を上げた。gumi<3903>、HEROZ<4382>はいずれもストップ高に買われる人気となった。半面、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>などの上値が重く、三菱重工業<7011>も軟調。クミアイ化学工業<4996>が急落、ポールトゥウィンホールディングス<3657>も大幅安。ベステラ<1433>、サンデン<6444>なども安い。