テンポスHDは反落、第1四半期決算は増収増益も材料出尽くし感
テンポスホールディングス<2751>は反落している。前週末9日の取引終了後に発表した第1四半期(5~7月)連結決算は、売上高73億5800万円(前年同期比6.6%増)、営業利益5億2100万円(同96.9%増)、純利益3億7000万円(同6.8%増)と増収増益で着地したものの、材料出尽くし感から売られているようだ。
主力の物販事業で、厨房機器メーカーの納品遅延や値上げ要請があるなか、テンポスバスターズで買い取り強化や早い段階からの新品確保に努めたことや、客単価の高い新店オープン顧客の受注数が増加したことが寄与した。また、情報・サービス事業で人材派遣の新規事業である「配送請負」が成長したほか、POS販売事業も伸長した。
なお、23年4月期通期業績予想は、売上高338億8000万円(前期比16.8%増)、営業利益30億1500万円(同61.1%増)、純利益19億900万円(同21.8%増)の従来見通しを据え置いている。