JPモルガン、第3四半期の投資銀行の手数料収入が半減の可能性=米国株個別
きょうの米株式市場は朝方発表の米消費者物価指数(CPI)を受けて失望売りが広がっている。米国債利回りは急上昇しているものの、景気への懸念で銀行株も売りが強まる展開。そのような中、JPモルガン<JPM>も3%超下落している。
本日は同行のピント社長がニューヨークで開催された会合に出席しており、投資銀行部門の手数料収入が7-9月期(第3四半期)は最大50%落ち込む恐れがあることを明らかにした。インフレを巡る不透明性やFRBの利上げ、リセッション(景気後退)への警戒感が強まる中で顧客が取引を手控えたという。
一方、トレーディング収入は5%増を見込んでいるという。債券トレーディングは業績を押し上げた一方、株式は過去最高の26億ドルを上げた前年を下回っているとしている。
(NY時間15:00)
JPモルガン<JPM> 116.76(-3.82 -3.17%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美