東京株式(前引け)=急反落、欧米株安を引き継ぎ下値模索の展開に

市況
2022年9月21日 11時46分

21日前引けの日経平均株価は前営業日比379円76銭安の2万7308円66銭と急反落。前場のプライム市場の売買高概算は5億597万株、売買代金概算は1兆1333億円。値上がり銘柄数は178、対して値下がり銘柄数は1612、変わらずは46銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場はリスクオフの波に晒される格好となった。前日の欧州株市場が軒並み下落したほか、米国株市場でも長期金利上昇を嫌気してNYダウが一時500ドルを超える下げに見舞われるなど買い手控えムードが強まった。日経平均は朝方に250円程度下落してスタートした後も押し目に買い向かう動きは限定的で、前場中盤を過ぎて一段安に売り込まれる展開となった。FOMC結果公表を目前に控え、FRBの金融引き締め姿勢が強まることへの警戒感が拭えない。プライム市場全体の9割近い銘柄が下落する全面安商状となっている。

個別では売買代金で断トツのレーザーテック<6920>が売り優勢だったほか、トヨタ自動車<7203>も下値を試す動き。東京エレクトロン<8035>、ソニーグループ<6758>なども冴えない。ファーストリテイリング<9983>も安い。インソース<6200>が急落で値下がり率トップとなったほか、Sansan<4443>、日本M&Aセンターホールディングス<2127>などの下げも目立っている。半面、日本郵船<9101>など海運株が買われ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクもしっかり。東京海上ホールディングス<8766>も堅調だった。日本製鋼所<5631>が大幅高、コシダカホールディングス<2157>も商い増勢のなか値を飛ばした。

出所:MINKABU PRESS

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