NY株式:NYダウ107ドル安、金利先高観が一段と強まる

市況
2022年9月23日 7時00分

米国株式市場は続落。ダウ平均は107.10ドル安の30076.68ドル、ナスダックは153.39ポイント安の11066.80で取引を終了した。9月連邦公開市場委員会(FOMC)を受けて金利予想が一段と上昇し、警戒感から売られ、寄り付き後、下落。売られ過ぎ感から押し目買いが強まり、ダウは一時プラス圏に転じた。しかし、長期金利が一段と上昇したためハイテク株の売りが加速し、全体指数を押し下げ。主要株式指数は下落で終了した。セクター別では、医薬品・バイオテクが上昇した一方、自動車・自動車部品が下落。

運送会社のフェデックス(FDX)は予想外に取引時間内に発表した四半期決算で減益を計上したが、需要鈍化を見込み大幅な値上げやコスト削減計画を発表し、収益回復期待に買われた。石油会社のエクソン・モービル(XOM)は原油価格の上昇で業績拡大期待に上昇。また、製薬会社のイーライリリー(LLY)は同社製造の2型糖尿病や肥満治療薬マンジャロの有効性を期待しアナリストが投資判断を引き上げ、上昇した。住宅建設会社のレナー(LEN)は四半期決算で1株利益が予想を上回ったほか、競合他社に比べ資産回転の最適化が優れているとの見方から買われた。同業のKBホームズ(KBH)は決算が嫌気され下落。カジュアルレストランを運営するダーデン・レストランツ(DRI)は四半期決算で減益を計上したほか、既存店売り上げの伸びも予想を下回り、下落した。航空機メーカーのボーイング(BA)は中国南方航空が欧州の競合エアバス製造の航空機購入を決定したとの報道で需要減を警戒し下落。

会員制倉庫型卸売り・小売りのコスコ(COST)は取引終了後に決算を発表。内容は予想を上回ったものの、利食いと思われる売りに時間外取引で下落している。

HorikoCapitalManagementLLC

《FA》

提供:フィスコ

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