ノルドストリームで原因不明のガス漏れ、破壊工作の可能性も

市況
2022年9月28日 3時09分

ノルドストリーム1(NS1)と2(NS2)できのう、圧力が突然低下し、ガス漏れが見つかった。いずれも現在稼働していないため、欧州へのガス供給には影響を与えていない。ドイツは2月、ロシアによるウクライナ侵攻を受けてNS2を停止した。一方、ロシアは今月、NS1経由のガス供給を無期限で停止。

スウェーデン海事局(SMA)はきょう、NS1とNS2で合計3カ所でガス漏れが見つかったと発表。船舶や航空機には周辺に近づかないよう警告した。

ガス漏れの原因は現時点では明らかになっていない。破壊工作の可能性もあり、欧州におけるエネルギー分野でのインフラの安全性を巡る懸念も強まっている。

ポーランドのモラウィエツキ首相は「何が起きたのか詳細は分からないが、破壊工作であることは明らかだ」とした上で、「ウクライナ情勢をエスカレートさせる次の段階になるだろう」と述べた。

デンマークのフレデリクセン首相は、ガス漏れを巡る結論を出すのは時期尚早としながらも、「異常な事態」であり「偶発的とは考えにくい」と述べた。ロシアのペスコフ大統領報道官も「破壊工作の可能性がある」と語った。

出所:MINKABU PRESS

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