28日の株式相場見通し=反落か、下げ止まらない欧米株市場を嫌気

市況
2022年9月28日 8時00分

28日の東京株式市場は、主力株中心に売りに押される展開となり日経平均株価は反落しそうだ。下値抵抗力も発揮して2万6000円台前半でもみ合う展開が想定される。前日の欧州株市場でドイツやフランスなど主要国の株価が総じて軟調だったほか、米国株市場でもNYダウが下げ止まらず6日続落となった。米10年債利回りが4%目前まで上昇し、これが嫌気される格好となった。NYダウは朝方は突っ込み警戒感からの買い戻しが顕著となり、一時400ドル近い上昇をみせる場面もあったがその後は失速、FRBの金融引き締め政策強化への警戒感は根強く、後場はマイナス圏での推移が続いた。ただ、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数はショートカバーが利いて小幅ながらプラス圏で引け、6日ぶりに反発している。東京市場では、日経平均が9月中旬以降直近週明けまでの7営業日で2000円以上も下落しており、前日は下げ過ぎ是正の買いで4日ぶり上昇に転じたものの、上げ幅は140円あまりにとどまった。上値では戻り売り圧力の強さが改めて確認された。一方、きょうとあすの2営業日にわたり、配当再投資に伴い約1兆円の資金流入が見込まれており、その分だけ底堅さを発揮しそうだ。また、きょうは権利付最終商い日ということもあり、駆け込みの配当獲り狙いの買いも全体相場を支える効果をもたらす。

27日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比125ドル82セント安の2万9134ドル99セントと6日続落。ナスダック総合株価指数は同26.582ポイント高の1万829.504だった。

日程面では、きょうは日銀金融政策決定会合の議事要旨(7月20~21日開催分、7月の景気動向指数(改定値)など。海外では8月の豪売上高、タイ中銀の政策金利発表、8月の米仮契約住宅販売指数など。

出所:MINKABU PRESS

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